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【福井】

香港籍のコンテナ船 石川の漁船と衝突?

2010年10月2日

敦賀港に入る中国・香港籍のコンテナ船「大平」=敦賀市で

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 1日午前1時半ごろ、坂井市三国町の北約19キロの海上で、石川県加賀市の沖合底引き網漁船「第二大栄丸」(17トン)が、船首方向から南下してきた貨物船と衝突、左舷側を一部損傷し、操舵(そうだ)室を半壊した。中国・香港籍のコンテナ船「大平」(5、275トン)と衝突した可能性が高く、敦賀海上保安部で敦賀港(敦賀市)に入港した大平の関係者から事情を聴いている。

 第二大栄丸には5人が乗っていたが、けがはなく、自力で加賀市の漁港に戻り、大平もけが人はなかった。

 同保安部によると、第二大栄丸の船長(49)から貨物船と衝突したと通報があり、大平が付近を航行中なのを確認。停船と敦賀港への入港を指示した。同保安部は双方の乗組員から事実確認を行っているが、大平の船長(37)は「衝突したかは分からない」と話している。

 大平の左舷船首のいかり付近には白色の塗膜片らしいものが付着し、第二大栄丸も船体は白色だった。当時、大平は富山から敦賀港に向かっていたが、敦賀入港後、この日の出港を取りやめた。

 同保安部は塗膜片ようのものを調べる一方、引き続き大平の船長らから事情を聴き、事実確認を進める方針。

 当時、天候は穏やかで視界は良好。第二大栄丸は操業中だった。

 

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