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尖閣騒動:「莫談國事」なれど「匹夫有責」な日々

矢澤豊

提供:アゴラ(矢澤豊) - 言論プラットフォーム

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馬淵さんには、「姉歯」のようにはいきませんよ、ということで、今後の成長を期待したいところですが、チャンスはそう多くは残されていないことを自覚していただきましょう。

このように日本の政治家の主体性のなさは、情けないかぎりでしたが、逆の見方をすれば、これが中国にはない、日本の「強み」を示唆していることに私は気がつきました。

要するに、こうした「ダメな政治家」は、日本においてはすぐに替えがきくのです。

安部、福田、麻生、鳩山、菅...と、不良品はライン上でも適時に「カイゼン」することが可能であり、彼らの後を担う人材が豊富とは言えなくともちゃんと控えている。これがまだまだ成熟せずとも、まがりなりにも成り立っている民主主義国家「日本」の国としての強さなのです。

これが中国で、胡さん温さんコンビの一方だけでも、失政の責任を国民に指弾され失脚、などということになったら、とんでもない混乱を呼び起こすでしょう。

ここは

「頻繁な首相交代は世界経済の回復や日米関係の維持に『非生産的だ』」(ニューズウィーク紙)

などとケチなことを言わず、ダメな政治家はダメということで、どしどし世代交代を進めていただき、現政権の中枢を占める団塊世代の全共闘出身者などという過去の「贅閹の遺醜」ともいうべき、肝心の時に役に立たない人たちには、さっさと退場してもらいましょう。

こうした日本の指導者層の新陳代謝の良さを観れば、中国人のみなさんも、自らの支配者層の行状を省みて、もって瞑するところ大ではないかと思います。

個人的なレベルの話をさせていただければ、香港でもいささか日本人に対する視線がキツくなったような気もしますが、進行中の商談に支障をきたすレベルではなく、以前通りにやらせていただいています。さすがに日本政府の対応にはへこみましたが、いつもどおり天真爛漫に「你好!(レイホウ:こんにちは)」となじみの雲呑麺屋に入っていくセガレの姿に少なからず励まされ、心して背筋を伸ばして生活するようにしております。

政治家が「粛々」としないのであれば、民間の我々はなおいっそう責任重大ということです。

上野の山の砲声を聞きながら、ウェイランドの経済書を講述していた福沢さんのようにね。
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