兵庫県淡路市の市立小学校で今年6月、授業中に小学3年生の男児(8)を押さえつけて骨折させたとして、県警淡路署は1日、男の教諭(32)を傷害容疑で神戸地検洲本支部に書類送検した。
容疑は6月3日午後2時半ごろ、教諭が担任する教室で授業中、男児の左手首とあごをつかんで教室後ろにある棚に背中を押しつけ、胸の骨を折る全治約4カ月の重傷を負わせたとしている。
同署によると、教諭が宿題を忘れた男児に課題を課し、別の宿題も忘れたという理由で課題を追加したところ男児が鉛筆を持って震え出したため、他の児童と引き離そうとして押さえつけたという。
学校によると教諭は「他の児童の机に自分の机をぶつけるなどしたため引き離した」と説明しているといい、事情聴取に対し「冷静さを欠いた、やり過ぎた行為だった」と反省しているという。学校は「児童は普段から他の児童をたたくなどしたこともあった」と説明している。【登口修】
毎日新聞 2010年10月1日 21時42分(最終更新 10月1日 22時45分)