米スポーツ専門局ESPNの電子版は29日(日本時間30日)、ソフトバンクの多村仁志外野手(33)が今オフ、海外FA権を行使しての米メジャー移籍に向け調査をしていると報じた。今季初めて球宴にも出場し、チームトップの打率3割2分4厘、27本塁打、89打点の成績を残したことを紹介。関係者の話として多村は30球団OKの姿勢ながら、特に西海岸でのプレーを希望しており、ダイヤモンドバックス、レンジャーズ、ジャイアンツ、パドレス、インディアンスの5球団が既に調査していると伝えている。
報道を受け、ソフトバンク小林編成・育成部長は「全力で引き留める。今年の活躍はすごかった。彼の野球の見方は鋭く、背中から学ぶことは多い。当然、手放せない」と強調。速やかに下交渉を行う構えを見せたが複数年契約での引き留めには従来通り、否定的な見解を示した。
多村は「何も決まっていない」とし、球団との交渉についても「自分から何も言っていないし(ポストシーズンが)終わってから」と話すにとどめた。
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