【海外事件簿】強制退去のＮＺ元船長「シー・シェパードの戦いを信じる」 (3/3ページ)

　拘置所での処遇については「私は、（アカデミー賞映画「羊たちの沈黙」に登場する猟奇的殺人者）ハンニバル・レクターのような扱いを受けた」と語った。

　また、今後の活動について改めて問われると、「日本の裁判で、南極海に行くかどうかについては何の法的な誓いも立てていない」と語りながらも、判決で刑の執行を猶予されていることを強調。「再び捕まれば今度は服役するリスクが伴う。私は多くのものを犠牲にした。今は娘たちと一緒に過ごしたい」と答えた。

　しかし、ＳＳ側はベスーン元船長を「英雄」として、団体の活動に再び戻ってくることへの歓迎を表明した。デ・グロート氏は「ピート（ベスーン元船長）はＳＳのメンバーで有り続ける」と強調した。

　ベスーン元船長も「日本に捕鯨を反対し続ける」と答えた。