最終更新: 2010/10/02 01:52

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米海軍最大の原子力潜水艦「ミシガン」の内部にFNNのカメラが入りました。

アメリカ海軍最大の原子力潜水艦「ミシガン」が、横須賀基地に入港。知られざるその内部に、FNNのカメラが入りました。強力な攻撃力を持つ原潜の極東派遣と、拡張を続ける中国海軍の相関関係を緊急検証です。

依然として緊張が続く尖閣海域。
そんな中、1隻の巨大な潜水艦が横須賀港に姿を現した。
アメリカ海軍のオハイオ級原子力潜水艦「ミシガン」は、4隻だけしかない最大の巡航ミサイル原潜。
一度出航すれば、およそ3カ月間も深海に潜り、任務を続ける。
今回、その取材がFNNに許された。
艦内に降りてすぐにあるのは、潜水艦の頭脳ともいうべき発令所で、深度計など、機器の中には撮影ができないように隠された部分もあった。
さらに奥へと案内されたカメラを待ち受けていたのは、トマホークミサイルの発射筒だった。
ミシガンは発射筒1つあたり7発、最大154発のトマホークを搭載できる。
これは、アメリカ軍が湾岸戦争のおよそ1カ月間で発射したトマホークの半分に当たる量となる。
原潜「ミシガン」のフィル・マクラフリン船長は「ミシガンのこれまでにない高度な機能をお見せしましたが、これはつまり友好国や同盟国へと拡大される抑止力として絶大な力となるものです」と話した。
この海中の「ミサイル基地」とも言うべき原潜「ミシガン」の日本への寄港の意味について、軍事評論家の岡部 いさく氏は「ミシガンが搭載するトマホーク巡航ミサイルの射程は1,600km。九州西方の海から中国の北京、天津、上海といった多くの主要都市までの距離に相当します。それが日本に来たんですから、中国としてはアメリカの海軍力をのどもとに感じているのかもしれませんね」と話した。
アメリカは、尖閣海域をめぐって緊張がピークに達していた23日、日米安保条約の尖閣諸島への適用を再確認するなど、同盟国、日本側に立った姿勢を強く打ち出した。
マレン米統合参謀本部議長は「警戒レベルがここまで上がりそうになったのは、これまで見たことがない。アメリカはこの地域(尖閣諸島沖)で同盟国である日本を支持します」と述べた。
中国の外洋進出に神経をとがらせるアメリカ。
軍事評論家の岡部氏は「中国が本当に試そうとしたのは、日米安保なのかもしれませんね。そう考えると、横須賀に姿を見せたミシガンは、試された安保に対するアメリカの答えの一つということになるんでしょうか」と話した。

(10/02 01:47)


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