オランダ新政権、極右の要求反映 ブルカ禁止などで合意【ブリュッセル共同】オランダの新連立政権樹立で合意した中道右派の自由民主党とキリスト教民主勢力(CDA)、閣外協力をする極右の自由党の3党は9月30日、政策合意を発表、イスラム教徒の女性の全身を覆う衣装「ブルカ」禁止や、移民受け入れ数の半減などイスラム排斥を掲げる自由党の主張が色濃く反映された内容となった。 3党党首による記者会見で、自由党のウィルダース党首は「オランダに新しい風が吹く」と高らかに宣言。「自由と寛容」で知られる同国で、極右が政府に大きな影響力を持つことは今後他の欧州諸国にも影響しそうだ。 少数与党となる自民党とCDAは、下院で過半数を維持するため自由党の協力が必要で「オランダのイスラム化阻止」を訴えるウィルダース氏の要求をのまざるを得なかった。 【共同通信】
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