徳之島:米軍施設受け入れ拒否訴え「リレー」

2010年8月4日 11時20分

 日米共同声明で米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の訓練移転先に明記された鹿児島県徳之島で7~8日、米軍施設の受け入れ拒否を訴える「徳之島一周命のタスキリレー」が開催される。

 住民団体と徳之島、伊仙、天城町でつくる「徳之島への米軍基地移設反対協議会」などの主催。徳之島案を巡っては、菅直人首相が日米共同声明の踏襲を表明。3町長は改めて「拒否」を伝えるため首相に面会を要請している。

 8日は、53年に奄美群島の日本復帰が決まった日。リレーは復帰運動の父・泉芳朗(ほうろう)銅像前(伊仙町)を発着点に7日午後4時スタート。島の周囲約80キロを60区間に分け、地域住民がタスキをつなぐ。ゴールは8日午前9時20分の予定。最終区間は平和行進として全島に参加を呼びかける。

 移設反対協議会の椛山幸栄・共同代表は「共同声明から徳之島が消えるまで運動の輪を広げ強めたい」と話し、延べ1万人の参加を目指す。8日には徳之島に連帯し鹿児島、奄美両市でも反対集会がある。【村尾哲】

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