NHK石川県のニュース　金沢放送局

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漁船と貨物船衝突　けが人なし

１日未明、加賀市の沖合で、底引き網漁をしていた漁船が香港の貨物船と衝突した事故で、海上保安部の調べに対し、貨物船の船長は「事故当時は夜で状況を把握できていない」と話しているということで、海上保安部は双方の船の傷を調査するなどして事故当時の状況を詳しく調べています。
この事故は１日午前１時半ごろ、加賀市の沖合およそ２０キロの日本海で、底引き網漁をしていた県漁協加賀支所所属の漁船、「第２大栄丸」（１７トン）と香港の貨物船、「ダ・ピン」（５２７５トン）が衝突したものです。
敦賀海上保安部によりますと、「第２大栄丸」は当時、乗組員５人がいて、操だ室の部分などが壊れましたが乗組員にけがはなく、自力で加賀市の橋立漁港に戻りました。
一方、「ダ・ピン」には中国人の乗組員１８人がいましたが、いずれもけがはなく、当時は富山県の港を出て、敦賀港に向う途中だったということです。
海上保安部が敦賀港に入港した「ダ・ピン」の船体を詳しく調べたところ、船首の左側にあるいかりの付近に「第２大栄丸」のものとみられる白い塗料や窓枠の一部などが残っていたということです。また、３７歳の船長は海上保安部の調べに対し「事故当時は夜で状況を把握できていない」と話しているということです。
海上保安部は双方の船の傷をさらに詳しく調べるとともに、乗組員からも事情を聞いて事故の原因などを詳しく調べています。

10月01日　19時49分

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