エクアドルで職務手当の削減に抗議する警官らのデモ激化 説得の大統領に催涙ガス弾
南米エクアドルで30日、職務手当の削減に抗議する警官らのデモが激化し、説得に訪れた大統領に催涙ガス弾が使われるなどして、非常事態が宣言された。
首都キトでは、警官ら数百人が、職務手当を削減する公務員法の改正に反対してデモを行い、一部が暴徒化し、警察本部ビルに立てこもった。
これに対し、コレア大統領が説得を試みたが、催涙ガス弾を使われ、病院に運ばれた。
これまでに少なくとも50人が負傷し、死者が出たとの情報もある。
こうした事態を受け、政府は「クーデター未遂」として非常事態を宣言し、軍の治安出動を認めた。
日本大使館によると、現地で暮らす日本人に被害はないという。
(10/01 12:42)