口てい疫発生の農場 畜産再開
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口てい疫発生の農場 畜産再開

9月30日 19時22分 twitterでつぶやく

口てい疫が発生したために家畜を処分した宮崎県内の農場のうち、県東部にある西都市の一部で、30日から子牛の飼育が再開されました。口てい疫が発生した農場での畜産再開は、これが初めてです。

宮崎県では、ことし4月以降、11の市と町のあわせて292か所の農場で口てい疫が発生しました。このうち、県東部にある西都市の一部の農場では、21日、試験的に飼育していた牛に問題がないことが確認され、これを受けて、30日から子牛の飼育が再開されました。口てい疫が発生した農場で畜産が再開されたのは初めてで、それぞれの農家は、地元の競りで子牛を購入したあと、トラックに乗せて自分の農場に運び入れていました。およそ3か月ぶりに飼育を再開した金丸隆美さん(26)は「牛が戻ってうれしい。処分された牛の分も大切に育てていきたい」と話していました。感染が最も集中した川南町などでも試験的な牛の飼育が進められていて、順調に行けば、ことし11月には一部の農家が畜産を再開する見込みです。