釜山北部警察では 30日、まゆのアートメーク手術を受けた女性たちが麻酔で目を開けられないでいるすきに金品を盗んだとして、37歳のアートメーク施術者を逮捕した。また、この施術者に対し医薬品を違法供給していた医師二人と病院職員一人、盗品と知りながらこれを受け取っていた貴金属商3人を書類送検した。

　この施術者は先月21日午前11時30分ごろ、慶尚南道金海市に住む主婦（47）から「まゆにアートメークメークをして欲しい」との連絡を受けた。そして、局所麻酔薬を目の回りに塗ると、目を20分間、開けられないことに乗じて主婦の家の中を物色、120万ウォン（約9万円）相当の貴金属を盗んだ容疑が持たれている。警察によると、この施術者は同様の手口で2007年4月から最近まで、金海市や釜山市で12回にわたり、計1200万ウォン（約90万円）相当の金品を盗んだほか、違法施術で220万ウォン（約16万円）を稼いでいたという。

　この施術者は8年前に300万ウォン（約22万円）でアートメーク術を習得、両まゆのアートメークで10万ウォン（約7300円）を受け取るなど、違法施術を長期間にわたり行ってきたため、被害者はさらに多いものと警察では見ている。

釜山＝権慶勲（クォン・ギョンフン）記者