「日韓交流おまつり」あす開幕(下)

 「日韓交流おまつり」では、両国の伝統公演が多数披露される。国立国学院は「大百済の息吹」と題する伝統音楽を演奏し、ハンヌリ演戯団は百済王の父子を獅子舞で迎え、「恨」をなだめる儀式を実演する。日本側は、太鼓の演奏に合わせて踊る「盛岡さんさ踊り」や、手踊りをしながら練り歩く「青森ねぶた祭り」などを披露する。このほか、韓日友情ゴールデンベル、カラオケ大会、相撲大会など、一般市民が参加できるプログラムも多い。昨年は6万人の市民がソウル広場を訪れ、このイベントを楽しんだ。姜会長は、「企業の後援を募るのは容易ではないが、両国ともにお互いのことを知ろうという欲求が強いだけに、祭りの規模は今後も拡大していくだろう」と述べた。

 姜会長は、日本で行われる各種の経済・経営セミナーや、経済団体の交流行事に頻繁に出席している。日本に精通し、10年前からは毎日1時間ずつ中国語を勉強している。社員にも、「同じ漢字文化圏の隣国を注視し、勉強しなければならない」と強調する。そのため、東亜製薬の社員手帳には、2300字の漢字が中国の簡体字と共に明記されている。

 「韓・中・日がアジアの中心にならなければならない。その意味でも、最近起こった尖閣諸島(中国名:釣魚島)の領有権をめぐる日中の紛争は非常に残念なこと。こういうときこそ両国間のホットラインを稼動させ、外交摩擦を起こさずに解決できればと思う」

金南仁(キム・ナムイン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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