11 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/05/13(水) 02:08:31.76 ID:4iDWf3iZ0
14 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/05/13(水) 02:16:08.01 ID:4iDWf3iZ0
妹「私のものを私がどうしようと勝手ではないでしょうか?」
兄「それは、そうかもしれないけどさ…」
妹「じゃあ問題ありませんね」
兄「そんな、そんな事って…」
妹「いい加減うっとおしんですよね…、お前の存在自体が」
兄「む、昔はそんなじゃなかった、そうでしょ…?」
妹「そうやって、昔を引き合いに出すことに何か意味がありますか?」
兄「……だって、あんなに仲良しだったのに」
兄「それは、そうかもしれないけどさ…」
妹「じゃあ問題ありませんね」
兄「そんな、そんな事って…」
妹「いい加減うっとおしんですよね…、お前の存在自体が」
兄「む、昔はそんなじゃなかった、そうでしょ…?」
妹「そうやって、昔を引き合いに出すことに何か意味がありますか?」
兄「……だって、あんなに仲良しだったのに」
妹「昔は仲良しだった、それが何なのでしょう?」
兄「それは、大事な思い出で…」
妹「そうやってお前は今起こっている事から目を背けるしかできないんですね」
兄「そんな言い方しなくても、いいでしょ…」
妹「そうやって傷ついたような顔をして被害者ぶるのがお好きですね」
兄「そんなつもりは!」
妹「私にはそうとしか見えないんです、お前のそういう顔は見飽きてますし」
妹「さて、この件はもういいでしょうか? そろそろお前と話すのも疲れてきましたし」
兄「……」
妹「また明日お会いしましょう、兄さん」
15 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/05/13(水) 02:19:06.87 ID:4iDWf3iZ0兄「それは、大事な思い出で…」
妹「そうやってお前は今起こっている事から目を背けるしかできないんですね」
兄「そんな言い方しなくても、いいでしょ…」
妹「そうやって傷ついたような顔をして被害者ぶるのがお好きですね」
兄「そんなつもりは!」
妹「私にはそうとしか見えないんです、お前のそういう顔は見飽きてますし」
妹「さて、この件はもういいでしょうか? そろそろお前と話すのも疲れてきましたし」
兄「……」
妹「また明日お会いしましょう、兄さん」
クラスメイト「おい、妹ちゃん来てるぜ」
クラスメイト「ったくできた妹で羨ましいよ」
兄「そうだね……」
クラスメイト「ったく羨ましいぜ、早くいってやれよ」
兄「うん、ちょっと行ってくるよ」
16 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/05/13(水) 02:22:00.65 ID:4iDWf3iZ0クラスメイト「ったくできた妹で羨ましいよ」
兄「そうだね……」
クラスメイト「ったく羨ましいぜ、早くいってやれよ」
兄「うん、ちょっと行ってくるよ」
兄「どうしたの?」
妹「お弁当を届けに来ました、せっかく作ったので忘れないで欲しかったです」
兄「ああ、ごめんね」
妹「以後気をつけてくださいね、じゃあ私はもう行きますので」
兄「うん、わざわざありがとう妹」
妹「いえいえ、どういたしまして兄さん」
17 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/05/13(水) 02:25:54.24 ID:4iDWf3iZ0妹「お弁当を届けに来ました、せっかく作ったので忘れないで欲しかったです」
兄「ああ、ごめんね」
妹「以後気をつけてくださいね、じゃあ私はもう行きますので」
兄「うん、わざわざありがとう妹」
妹「いえいえ、どういたしまして兄さん」
クラスメイト「妹に弁当届けてもらうなんて、このこのぉ!」
兄「あたた、ちょっと止めてよ」
クラスメイト「まさか、さっきの妹の手作りってこたぁないよな?」
兄「手作りだよ、妹のね……」
クラスメイト「マジかよ、ちょっと分けろよ」
兄「別にいいよ、どうぞ」
クラスメイト「いただきます、おぉこれうめぇ!」
兄「そう、良かったよ」
クラスメイト「本当によく出来た妹だな、羨ましいぜ」
兄「うん、本当によく出来た妹なんだ……」
19 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/05/13(水) 02:35:17.79 ID:4iDWf3iZ0兄「あたた、ちょっと止めてよ」
クラスメイト「まさか、さっきの妹の手作りってこたぁないよな?」
兄「手作りだよ、妹のね……」
クラスメイト「マジかよ、ちょっと分けろよ」
兄「別にいいよ、どうぞ」
クラスメイト「いただきます、おぉこれうめぇ!」
兄「そう、良かったよ」
クラスメイト「本当によく出来た妹だな、羨ましいぜ」
兄「うん、本当によく出来た妹なんだ……」
兄「ただいまー」
妹「お帰りなさい、お弁当どうでしたか?」
兄「おいしかったよ、ありがとう」
妹「そういえば、先ほどお前の部屋を掃除しておきました」
兄「そう、ありがとう……」
妹「ついでに昔の写真を処分しておきました」
兄「何で、どうしてそんな事を…」
妹「お前が昔々と言うのがいちいちうっとおしいからです」
妹「それにあんなものが無くたって、今を生きていけるじゃないですか」
兄「それはそうかもしれない、でも大切な思い出なんだ妹との」
妹「私をだしにして思い出にひたられるのは迷惑なんです、凄く」
20 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/05/13(水) 02:40:52.58 ID:4iDWf3iZ0妹「お帰りなさい、お弁当どうでしたか?」
兄「おいしかったよ、ありがとう」
妹「そういえば、先ほどお前の部屋を掃除しておきました」
兄「そう、ありがとう……」
妹「ついでに昔の写真を処分しておきました」
兄「何で、どうしてそんな事を…」
妹「お前が昔々と言うのがいちいちうっとおしいからです」
妹「それにあんなものが無くたって、今を生きていけるじゃないですか」
兄「それはそうかもしれない、でも大切な思い出なんだ妹との」
妹「私をだしにして思い出にひたられるのは迷惑なんです、凄く」
兄「迷惑って…」
妹「お前の現実逃避に私を使われるのはうんざりなんです」
兄「そんなつもりじゃない、そんなつもりじゃ……」
妹「昔の妹はあんなじゃなかったと、そう言って今の私から目を背けるんでしょう」
兄「違うよ、目を背けてなんて!」
妹「じゃあ何故私を嫌いにならないんですか?」
兄「妹の事を嫌いになれるわけが、ないよ」
妹「そういうのイライラします、私はお前が大嫌いなんです……」
兄「……」
23 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/05/13(水) 02:48:54.22 ID:4iDWf3iZ0妹「お前の現実逃避に私を使われるのはうんざりなんです」
兄「そんなつもりじゃない、そんなつもりじゃ……」
妹「昔の妹はあんなじゃなかったと、そう言って今の私から目を背けるんでしょう」
兄「違うよ、目を背けてなんて!」
妹「じゃあ何故私を嫌いにならないんですか?」
兄「妹の事を嫌いになれるわけが、ないよ」
妹「そういうのイライラします、私はお前が大嫌いなんです……」
兄「……」
妹「私はこんなにお前のことが嫌いなのに、お前は私に愛情を持って接している事が気に入らない」
兄「家族なんだよ、兄妹なんだよ、俺たち……」
妹「お断りです、そういうの……」
妹「私は父や母は尊敬していますが、お前に対しては敬意など持ち合わせていません」
妹「それどころか嫌いな人間に類します、だから私はお前に対して嫌悪の感情を向けているのに……」
妹「なのにお前は兄妹愛という戯言で私に対して愛情持っている……」
妹「これって凄く気持ち悪いと思いませんか?」
兄「……」
妹「もういいでしょう、これに懲りたら私を嫌ってください」
妹「その方がお互いのためになるでしょう……」
妹「私がお前に言いたいのはそれだけです、兄さん」
26 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/05/13(水) 02:55:17.57 ID:4iDWf3iZ0兄「家族なんだよ、兄妹なんだよ、俺たち……」
妹「お断りです、そういうの……」
妹「私は父や母は尊敬していますが、お前に対しては敬意など持ち合わせていません」
妹「それどころか嫌いな人間に類します、だから私はお前に対して嫌悪の感情を向けているのに……」
妹「なのにお前は兄妹愛という戯言で私に対して愛情持っている……」
妹「これって凄く気持ち悪いと思いませんか?」
兄「……」
妹「もういいでしょう、これに懲りたら私を嫌ってください」
妹「その方がお互いのためになるでしょう……」
妹「私がお前に言いたいのはそれだけです、兄さん」
兄「どうしてこうなったんだろ…」
兄「わかんないや、少しもわかんなくて…」
兄「写真、本当に無いんだ……」
兄「嫌いな人間か…、ホント情けないよな」
兄「妹に嫌われてるなんて、それも本気で……」
兄「どうしよ、涙出てきた…」グス
兄「はっきり言われてショックなんだな」
兄「もう、どうしたらいいんだよ俺……」
29 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/05/13(水) 03:00:25.96 ID:4iDWf3iZ0兄「わかんないや、少しもわかんなくて…」
兄「写真、本当に無いんだ……」
兄「嫌いな人間か…、ホント情けないよな」
兄「妹に嫌われてるなんて、それも本気で……」
兄「どうしよ、涙出てきた…」グス
兄「はっきり言われてショックなんだな」
兄「もう、どうしたらいいんだよ俺……」
兄「おはよう、妹」
妹「……」
兄(口も利いてくれないか…)
妹「朝ごはん、作っておきましたので」
兄「え! あ、うん、ありがと」
妹「私はもう出ます、それでは」バタン
兄「いつもは俺のが早いのにな…」
兄「そういや小学校の時は、一緒に学校通ってたな…」
兄「手とか握ってさ、笑ってたよな俺ら」
兄(ダメだ…、そんな事思い出したら涙が…)
32 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/05/13(水) 03:04:37.88 ID:4iDWf3iZ0妹「……」
兄(口も利いてくれないか…)
妹「朝ごはん、作っておきましたので」
兄「え! あ、うん、ありがと」
妹「私はもう出ます、それでは」バタン
兄「いつもは俺のが早いのにな…」
兄「そういや小学校の時は、一緒に学校通ってたな…」
兄「手とか握ってさ、笑ってたよな俺ら」
兄(ダメだ…、そんな事思い出したら涙が…)
兄(もう一度、やり直せないかなあの頃から…)
兄(今度は間違わないから、きっと間違わないから)
兄「なんて、結局は現実逃避か……」
兄「嫌えって言ってたよな……」
兄「なぁ、妹……」
兄「こんな美味しそうな朝飯用意してくれる妹、普通嫌いになれないぜ……」
兄「難しいよ、難しくて」
兄「俺にはやっぱ無理だ……」
35 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/05/13(水) 03:11:13.73 ID:4iDWf3iZ0兄(今度は間違わないから、きっと間違わないから)
兄「なんて、結局は現実逃避か……」
兄「嫌えって言ってたよな……」
兄「なぁ、妹……」
兄「こんな美味しそうな朝飯用意してくれる妹、普通嫌いになれないぜ……」
兄「難しいよ、難しくて」
兄「俺にはやっぱ無理だ……」
クラスメイト「おいおい元気ないなー、妹と喧嘩でもしたかー?」
兄「…うん、まあ」
クラスメイト「うお、あんな理想的な妹でもやっぱキツイとこはあるもんなんだなぁ」
兄「それは、そうだよ……」
クラスメイト「ま、理想と現実は違うってね。理想を求めるならやっぱ二次元だろ、架空だろ」
兄「…はぁ」
クラスメイト「おいおい、妹と喧嘩したぐらいで落ち込みすぎじゃね?」
クラスメイト「こういう時は兄貴がバシッと男らしく謝れば解決さ!」
兄「そういうものかな、謝れば許してくれるかな……」
クラスメイト「俺の経験上、間違いないぜ! エロゲだけどな!」
兄(そうだよな、謝ってみよう)
兄(それで悪いところを直せば、昔みたいに戻れるかな……)
38 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/05/13(水) 03:20:16.78 ID:4iDWf3iZ0兄「…うん、まあ」
クラスメイト「うお、あんな理想的な妹でもやっぱキツイとこはあるもんなんだなぁ」
兄「それは、そうだよ……」
クラスメイト「ま、理想と現実は違うってね。理想を求めるならやっぱ二次元だろ、架空だろ」
兄「…はぁ」
クラスメイト「おいおい、妹と喧嘩したぐらいで落ち込みすぎじゃね?」
クラスメイト「こういう時は兄貴がバシッと男らしく謝れば解決さ!」
兄「そういうものかな、謝れば許してくれるかな……」
クラスメイト「俺の経験上、間違いないぜ! エロゲだけどな!」
兄(そうだよな、謝ってみよう)
兄(それで悪いところを直せば、昔みたいに戻れるかな……)
妹「謝れば解決、お前は本当に短絡思考なんですね」
兄「でもさ、これしか分からなくて…」
妹「そうですね、私もお前に分かる事を期待していないので安心してください」
兄「とりあえず、悪いところは直すよ! 努力する!」
妹「それは凄い決意ですね、お前にしては……」
兄「だから言ってくれ、悪いところ、嫌いなところ」
兄「それでさ、昔みたいに、仲の良かった頃にもう一度戻ろう」
妹「そうですか、じゃあ遠慮なく言わせていただきましょう」
兄「うん、言ってよ」
妹「まず私が気に入らないのは、謝れば済むという短絡思考から、悪いところは直すから教えてくれなんていう甘えがある所」
妹「それと、未だに昔みたいに戻れるというくだらない考えを持っているところでしょうか…」
妹「で、それらを直していただけるんでしたっけ?」
妹「無理だと思いますよ、所詮お前に私の心なんてわかりっこないんです、兄さん」
40 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/05/13(水) 03:24:48.83 ID:4iDWf3iZ0兄「でもさ、これしか分からなくて…」
妹「そうですね、私もお前に分かる事を期待していないので安心してください」
兄「とりあえず、悪いところは直すよ! 努力する!」
妹「それは凄い決意ですね、お前にしては……」
兄「だから言ってくれ、悪いところ、嫌いなところ」
兄「それでさ、昔みたいに、仲の良かった頃にもう一度戻ろう」
妹「そうですか、じゃあ遠慮なく言わせていただきましょう」
兄「うん、言ってよ」
妹「まず私が気に入らないのは、謝れば済むという短絡思考から、悪いところは直すから教えてくれなんていう甘えがある所」
妹「それと、未だに昔みたいに戻れるというくだらない考えを持っているところでしょうか…」
妹「で、それらを直していただけるんでしたっけ?」
妹「無理だと思いますよ、所詮お前に私の心なんてわかりっこないんです、兄さん」
兄「とりつく島もなかった…」
兄「やっぱダメなのかな…」
兄「でも嫌なんだ、たった一人の妹と憎みあって人生を過ごすなんて」
兄「いや、一生はさすがに無いかな…」
兄「なんて、所詮希望的観測だよな…」
兄「もう、頭の中ぐしゃぐしゃすぎてわけわかんないや…」
43 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/05/13(水) 03:32:05.50 ID:4iDWf3iZ0兄「やっぱダメなのかな…」
兄「でも嫌なんだ、たった一人の妹と憎みあって人生を過ごすなんて」
兄「いや、一生はさすがに無いかな…」
兄「なんて、所詮希望的観測だよな…」
兄「もう、頭の中ぐしゃぐしゃすぎてわけわかんないや…」
兄「おはよう妹」
妹「……朝食はありますから」
兄「うん、ありがと」
妹「私はもう行きますので」バタン
兄「昨日と全く同じだ…」
兄「今日も美味そうだな、これ……」
兄「どうしよ、やっぱ無理だろ色々と……」
兄「どうしたら嫌われてる所から戻れるんだろ…」
兄「そういや学校では、あんまり俺に対する嫌悪感を出さないよな…」
兄「外だと遠慮してるんだろうか……」
兄「確かに、兄と不仲だなんて噂されて妹も面白いはずないもんな……」
兄「とりあえず学校で話をしてみようかな……」
73 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/05/13(水) 12:20:18.56 ID:4iDWf3iZ0妹「……朝食はありますから」
兄「うん、ありがと」
妹「私はもう行きますので」バタン
兄「昨日と全く同じだ…」
兄「今日も美味そうだな、これ……」
兄「どうしよ、やっぱ無理だろ色々と……」
兄「どうしたら嫌われてる所から戻れるんだろ…」
兄「そういや学校では、あんまり俺に対する嫌悪感を出さないよな…」
兄「外だと遠慮してるんだろうか……」
兄「確かに、兄と不仲だなんて噂されて妹も面白いはずないもんな……」
兄「とりあえず学校で話をしてみようかな……」
兄「じゃあ休み時間に呼び出せば……」
兄「でも妹にも友達がういるし、友達と過ごす時間を奪っちゃいけないよな」
兄「うーん、どうしよ…」
兄「とりあえず外に出ればマシにはなりそうだよな…」
兄「じゃあ、一緒に出かけてその時に話をすれば!」
兄「って嫌ってる相手と出かけてくれないよな…」
兄「妹と出かける、か…」
兄「そうか、一緒に登校すればいいんだ!」
兄「とりあえず明日は早起きするか!」
78 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/05/13(水) 12:27:05.01 ID:4iDWf3iZ0兄「でも妹にも友達がういるし、友達と過ごす時間を奪っちゃいけないよな」
兄「うーん、どうしよ…」
兄「とりあえず外に出ればマシにはなりそうだよな…」
兄「じゃあ、一緒に出かけてその時に話をすれば!」
兄「って嫌ってる相手と出かけてくれないよな…」
兄「妹と出かける、か…」
兄「そうか、一緒に登校すればいいんだ!」
兄「とりあえず明日は早起きするか!」
兄(でも、話題が無いかもしれないよな)
兄(仲直りするには、会話が大事だよな…)
兄(最近こんな状態で妹が好きなものとか全く知らないんだよな…)
兄(その辺りがわかれば、会話だってはずむはずだ…)
兄「じゃあ、どうしようか…」
兄(妹の部屋に入れば、妹の好きなものとかわかるかな…)
兄「ダメだろ、さすがに…」
兄「……」ゴクリ
兄(結局このためにズル休みしちまった…)
兄「よし、入るぞ……」
兄「鍵とかはついてないんだな…」
兄「お邪魔しまーす…」
兄「とりあえずどうしよ、音楽の話題とかがいいのかな」
兄「CDはどこだろう…」
81 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/05/13(水) 12:35:31.98 ID:4iDWf3iZ0兄(仲直りするには、会話が大事だよな…)
兄(最近こんな状態で妹が好きなものとか全く知らないんだよな…)
兄(その辺りがわかれば、会話だってはずむはずだ…)
兄「じゃあ、どうしようか…」
兄(妹の部屋に入れば、妹の好きなものとかわかるかな…)
兄「ダメだろ、さすがに…」
兄「……」ゴクリ
兄(結局このためにズル休みしちまった…)
兄「よし、入るぞ……」
兄「鍵とかはついてないんだな…」
兄「お邪魔しまーす…」
兄「とりあえずどうしよ、音楽の話題とかがいいのかな」
兄「CDはどこだろう…」
兄「CDとか全く無いな…」
兄「そりゃそうだ、最近はパソコンからいくらでも落とせるしな」
兄「俺って、本当考えなしだよな…」
兄「いや、まだ俺は諦めない…」
兄「とりあえず、次は…」
妹「お楽しみのところ申し訳ありませんが」
兄「え……」
妹「どうしたんですか? そんなに驚いた顔をして」
兄「どうして、学校は…?」
妹「ふふ、お前の体調が悪いと聞いて早退してきたんですよ」
妹「まあ、そろそろこんな事になるとは思っていましたけどね」
妹「その程度私が見通せないと思いましたか?」
86 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/05/13(水) 12:44:20.48 ID:4iDWf3iZ0兄「そりゃそうだ、最近はパソコンからいくらでも落とせるしな」
兄「俺って、本当考えなしだよな…」
兄「いや、まだ俺は諦めない…」
兄「とりあえず、次は…」
妹「お楽しみのところ申し訳ありませんが」
兄「え……」
妹「どうしたんですか? そんなに驚いた顔をして」
兄「どうして、学校は…?」
妹「ふふ、お前の体調が悪いと聞いて早退してきたんですよ」
妹「まあ、そろそろこんな事になるとは思っていましたけどね」
妹「その程度私が見通せないと思いましたか?」
兄「いや、これは…」
妹「何をしてたんですか? なんて聞かなくてもわかります」
妹「嫌がらせでもするつもりだった、なら私的にも嬉しい事だったんですけど」
妹「まぁ、お前みたいな甘ちゃんに大それた事が出来るとは思っていませんが」
兄「そんな、嫌がらせなんてするわけないよ……」
妹「じゃああれですか、人の部屋に入って下着でも盗もうとしたんですか?」
兄「ち、違う! やらないよそんな事!」
93 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/05/13(水) 12:51:21.90 ID:4iDWf3iZ0妹「何をしてたんですか? なんて聞かなくてもわかります」
妹「嫌がらせでもするつもりだった、なら私的にも嬉しい事だったんですけど」
妹「まぁ、お前みたいな甘ちゃんに大それた事が出来るとは思っていませんが」
兄「そんな、嫌がらせなんてするわけないよ……」
妹「じゃああれですか、人の部屋に入って下着でも盗もうとしたんですか?」
兄「ち、違う! やらないよそんな事!」
兄「ただ、ただ話題が欲しくて…」
妹「話題ですか?」
妹「大丈夫ですよ、お前と私の間に会話なんて必要ないですから」
妹「一応聞きますが日記とかは見てないんですね?」
兄「さ、さすがにそこまでは…」
兄「日記には見られたくない事も書いてあるだろうし……」
妹「お前は優しいですね、本当に無駄に優しいです……」
妹「そんな事気にせず見ていたら、私の弱みを握れたかもしれないのに」
兄「……そんなの握っても仕方ないよ」
妹「まぁそんなこと書いてないんですけどね」
妹「さて、そろそろ良いですか」
妹「じゃあ、出て行ってください」
101 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/05/13(水) 12:58:03.66 ID:4iDWf3iZ0妹「話題ですか?」
妹「大丈夫ですよ、お前と私の間に会話なんて必要ないですから」
妹「一応聞きますが日記とかは見てないんですね?」
兄「さ、さすがにそこまでは…」
兄「日記には見られたくない事も書いてあるだろうし……」
妹「お前は優しいですね、本当に無駄に優しいです……」
妹「そんな事気にせず見ていたら、私の弱みを握れたかもしれないのに」
兄「……そんなの握っても仕方ないよ」
妹「まぁそんなこと書いてないんですけどね」
妹「さて、そろそろ良いですか」
妹「じゃあ、出て行ってください」
兄「結局このザマか…」
兄「あんな事までして、得られたものは無し…」
兄「ますます、嫌われたよな…」
兄「せめて、何か話題の一つでも見つかれば…」
兄「でも、まだ諦めない…」
兄「話題が無くても、明日は一緒に登校してみよう…」
兄「話題なんて、無くても一緒に登校する事に意味がある、はずだ」
兄「とにかく明日は早めに起きよう」
106 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/05/13(水) 13:05:20.68 ID:4iDWf3iZ0兄「あんな事までして、得られたものは無し…」
兄「ますます、嫌われたよな…」
兄「せめて、何か話題の一つでも見つかれば…」
兄「でも、まだ諦めない…」
兄「話題が無くても、明日は一緒に登校してみよう…」
兄「話題なんて、無くても一緒に登校する事に意味がある、はずだ」
兄「とにかく明日は早めに起きよう」
兄「おはよう、妹」
妹「……」
兄(まだお弁当作ってる、早起きしたかいがあったな)
妹「……珍しいですね、お前がこんなに朝早く起きるなんて」
兄「ああ、早起きは三文の得って言うだろ」
妹「……そうですか」
兄「……うん」
兄(ひるんじゃダメだ…、せっかく朝早く起きたのに)
兄「なぁ、今日一緒に登校しないか……」
妹「お断りします、何が嬉しくてお前と登校しなければならないんですか?」
兄「断られても、一緒に行くって決めたから!」
妹「……嫌いな人間と過ごす朝、最悪の気分ですね」
飯を一瞬で食ってきます
113 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/05/13(水) 13:16:04.97 ID:4iDWf3iZ0妹「……」
兄(まだお弁当作ってる、早起きしたかいがあったな)
妹「……珍しいですね、お前がこんなに朝早く起きるなんて」
兄「ああ、早起きは三文の得って言うだろ」
妹「……そうですか」
兄「……うん」
兄(ひるんじゃダメだ…、せっかく朝早く起きたのに)
兄「なぁ、今日一緒に登校しないか……」
妹「お断りします、何が嬉しくてお前と登校しなければならないんですか?」
兄「断られても、一緒に行くって決めたから!」
妹「……嫌いな人間と過ごす朝、最悪の気分ですね」
飯を一瞬で食ってきます
兄「よし、準備出来た」
妹「早くしていただけますか、鍵を閉めたいので」
兄「うん、わかった」
兄(一緒に登校する、こんな事って何年ぶりかな…)
妹「行きましょうか、兄さん」
兄「よし、行こう!」
兄(何かテンションがちょっとおかしいかも…)
117 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/05/13(水) 13:21:19.34 ID:4iDWf3iZ0妹「早くしていただけますか、鍵を閉めたいので」
兄「うん、わかった」
兄(一緒に登校する、こんな事って何年ぶりかな…)
妹「行きましょうか、兄さん」
兄「よし、行こう!」
兄(何かテンションがちょっとおかしいかも…)
兄「……」
妹「……」
兄(凄く気まずい、とにかく会話しないと)
兄「今日はあれだな、空青いな、空」
妹「そうですね……」
兄「雲も白いぞ、雲も」
妹「そうでしょうね……」
兄(ダメだ、会話がうまくいかない…)
妹「無理に会話しなくてもいいですよ、兄さん」
兄「いや、無理だなんて……」
妹「……」
兄(凄く心が折れそうです……)
120 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/05/13(水) 13:29:38.15 ID:4iDWf3iZ0妹「……」
兄(凄く気まずい、とにかく会話しないと)
兄「今日はあれだな、空青いな、空」
妹「そうですね……」
兄「雲も白いぞ、雲も」
妹「そうでしょうね……」
兄(ダメだ、会話がうまくいかない…)
妹「無理に会話しなくてもいいですよ、兄さん」
兄「いや、無理だなんて……」
妹「……」
兄(凄く心が折れそうです……)
兄(昔話は妹が最も嫌う話だし、だからといって他に話題が)
クラスメイト「おはようー」
兄「ああ、おはよう」
妹「おはようございます」
クラスメイト「妹ちゃんから挨拶返されるなんて、まさか今日が俺の命日か…」
兄「いやいや、そんなことないでしょ」
クラスメイト「いや、死亡フラグが立ったかも、なんつってー!」
妹「ふふ、大げさですよ」
クラスメイト「いや、しかし兄妹で登校なんて羨ましいシチュエーションですなー」
妹「そうでしょうか?」
クラスメイト「いやいや中々無いぜ、全くこの幸せものめー!」
兄「いたた、痛いってば」
兄(クラスメイト、今日のアンタはまるでマリポーサ戦のテリーマンの様に輝いているよ)
126 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/05/13(水) 13:43:14.34 ID:4iDWf3iZ0クラスメイト「おはようー」
兄「ああ、おはよう」
妹「おはようございます」
クラスメイト「妹ちゃんから挨拶返されるなんて、まさか今日が俺の命日か…」
兄「いやいや、そんなことないでしょ」
クラスメイト「いや、死亡フラグが立ったかも、なんつってー!」
妹「ふふ、大げさですよ」
クラスメイト「いや、しかし兄妹で登校なんて羨ましいシチュエーションですなー」
妹「そうでしょうか?」
クラスメイト「いやいや中々無いぜ、全くこの幸せものめー!」
兄「いたた、痛いってば」
兄(クラスメイト、今日のアンタはまるでマリポーサ戦のテリーマンの様に輝いているよ)
兄「ただいまー」
妹「お帰りなさい」
兄「今日は一緒に登校できて楽しかったよ」
妹「私にはお前のクラスメイトが合流するまでは凄く気まずい様に思えましたが」
兄「それはゴメン」
妹「私個人の意見としては、お前の自己満足に付き合わされるのは迷惑なのですが」
兄「自己満足って?」
妹「妹と仲の良いことをアピールしたいんでしょう?」
兄「そんなんじゃないよ…」
128 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/05/13(水) 13:44:18.38 ID:4iDWf3iZ0妹「お帰りなさい」
兄「今日は一緒に登校できて楽しかったよ」
妹「私にはお前のクラスメイトが合流するまでは凄く気まずい様に思えましたが」
兄「それはゴメン」
妹「私個人の意見としては、お前の自己満足に付き合わされるのは迷惑なのですが」
兄「自己満足って?」
妹「妹と仲の良いことをアピールしたいんでしょう?」
兄「そんなんじゃないよ…」
妹「妹に嫌われているなんて口が裂けても言えないですよね」
妹「だから表面上は仲の良い兄妹を演じていたいんですよね、お前は」
兄「違う、俺は本当に仲良くしたいんだ」
妹「私も表面上仲良くする事には異論はありません」
妹「でも、一緒に登校だなんて嫌なんです」
妹「何が悲しくて、朝から不快な思いで過ごさないといけないんですか?」
妹「本当に今日は気分が最悪でした、あなたの自己満足に付き合わされて」
妹「本当に私の事を思うならこれからは自重してくださいね、兄さん」
改行の事もあるし専ブラ使おうかしら…
132 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/05/13(水) 13:53:48.45 ID:4iDWf3iZ0妹「だから表面上は仲の良い兄妹を演じていたいんですよね、お前は」
兄「違う、俺は本当に仲良くしたいんだ」
妹「私も表面上仲良くする事には異論はありません」
妹「でも、一緒に登校だなんて嫌なんです」
妹「何が悲しくて、朝から不快な思いで過ごさないといけないんですか?」
妹「本当に今日は気分が最悪でした、あなたの自己満足に付き合わされて」
妹「本当に私の事を思うならこれからは自重してくださいね、兄さん」
改行の事もあるし専ブラ使おうかしら…
>>129
あ、親の事考えてなかった…
兄「おはよう、妹」
妹「……」バタン
兄「逃げる様に行ってしまった…」
兄「はぁ、今日は本当に欝だ」
兄「首つって死んだら楽になるかな…」
兄「妹は泣くかな…」
兄「嫌いな奴が死んでくれたのに泣くわけないか…」
兄「学校、全く行く気がしないな」
兄「サボろうかな…」
兄「サボったらまた妹が帰ってきてしまうよな、そんな事でいちいち早退させるのはかわいそうだよな」
兄「行くか…」
130 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/05/13(水) 13:47:43.45 ID:4iDWf3iZ0あ、親の事考えてなかった…
兄「おはよう、妹」
妹「……」バタン
兄「逃げる様に行ってしまった…」
兄「はぁ、今日は本当に欝だ」
兄「首つって死んだら楽になるかな…」
兄「妹は泣くかな…」
兄「嫌いな奴が死んでくれたのに泣くわけないか…」
兄「学校、全く行く気がしないな」
兄「サボろうかな…」
兄「サボったらまた妹が帰ってきてしまうよな、そんな事でいちいち早退させるのはかわいそうだよな」
兄「行くか…」
兄「自己満足…」
兄「迷惑で不快か…」
兄「あれもダメ、これもダメ」
兄「ことごとくダメだな…」
兄「何か無いかな…」
兄「俺の頭じゃ思い浮かばないか、もう諦めようかな…」
145 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/05/13(水) 14:14:17.57 ID:4iDWf3iZ0兄「迷惑で不快か…」
兄「あれもダメ、これもダメ」
兄「ことごとくダメだな…」
兄「何か無いかな…」
兄「俺の頭じゃ思い浮かばないか、もう諦めようかな…」
>>134
ご支援、ありがとございます
迷走中ですが頑張ります
兄「妹の日記、自分の部屋に持って来ちまった…」
兄「引き返すなら、今のうちだろ」
兄「妹が起きないうちに、返せばそれで済むよ」
兄「でも、持ってきたんだよな…」
兄「じゃあもう読むしかない…」
兄「読むしかねえよ、ホント」
135 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/05/13(水) 14:02:07.44 ID:4iDWf3iZ0ご支援、ありがとございます
迷走中ですが頑張ります
兄「妹の日記、自分の部屋に持って来ちまった…」
兄「引き返すなら、今のうちだろ」
兄「妹が起きないうちに、返せばそれで済むよ」
兄「でも、持ってきたんだよな…」
兄「じゃあもう読むしかない…」
兄「読むしかねえよ、ホント」
兄「ただいまー」
兄「何だ、今日は妹帰ってないのか」
兄「妹の部屋のドアが空いてる…?」
兄「珍しいな、閉めておくか…」
妹「すぅ…すぅ」
兄「なんだ、寝てるのか…」
兄「机に突っ伏して寝るなんて、余程疲れてたのかな」
兄「勉強してたみたいだ」
兄「いや違うみたいだな、これはあの時の日記か…」
140 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/05/13(水) 14:06:59.75 ID:4iDWf3iZ0兄「何だ、今日は妹帰ってないのか」
兄「妹の部屋のドアが空いてる…?」
兄「珍しいな、閉めておくか…」
妹「すぅ…すぅ」
兄「なんだ、寝てるのか…」
兄「机に突っ伏して寝るなんて、余程疲れてたのかな」
兄「勉強してたみたいだ」
兄「いや違うみたいだな、これはあの時の日記か…」
兄「いくじなしは…」
兄「って何で読んでんだよ、俺は」
兄「さすがにダメだろ、さすがに…」
兄「こんなの勝手に読んだら、ますます嫌われる……」
兄「……」ゴクリ
兄(もう、かなり嫌われてるんだよな……)
兄(じゃあ読んでもあんまり変わりない、よな)
兄「いや、ダメだ、ダメ」
兄「でも、読めば何か話題が…」
兄「どうしよ…」
147 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/05/13(水) 14:19:41.01 ID:4iDWf3iZ0兄「って何で読んでんだよ、俺は」
兄「さすがにダメだろ、さすがに…」
兄「こんなの勝手に読んだら、ますます嫌われる……」
兄「……」ゴクリ
兄(もう、かなり嫌われてるんだよな……)
兄(じゃあ読んでもあんまり変わりない、よな)
兄「いや、ダメだ、ダメ」
兄「でも、読めば何か話題が…」
兄「どうしよ…」
妹「うーん」
妹「寝てしまったみたい…」
妹「今日は朝早くに起きすぎたから…」
妹「とりあえず、日記の続きを…」
妹「あれ、日記が無い?」
妹「確か寝る前まではここに…」
妹(え、どういう事?)
妹「まさか、兄さん…?」
妹(そんな、あれを読まれたら…)
妹(これまでの私の苦労が…)
152 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/05/13(水) 14:25:05.79 ID:4iDWf3iZ0妹「寝てしまったみたい…」
妹「今日は朝早くに起きすぎたから…」
妹「とりあえず、日記の続きを…」
妹「あれ、日記が無い?」
妹「確か寝る前まではここに…」
妹(え、どういう事?)
妹「まさか、兄さん…?」
妹(そんな、あれを読まれたら…)
妹(これまでの私の苦労が…)
兄「何だこれ…」
兄「これが本当だとしたら、俺は一体…」
妹「見たんですか、私の日記…」
兄「……妹」
妹「見たんですか……」
兄「うん、見ちまったよ…」
妹「じゃあ忘れてください、全部」
妹「それで今回の事は無かった事にしますから…」
兄「忘れろって言われても無理だよ、だってさ…」
兄「うん、ゴメンな…」
妹「謝られても困ります、見なかったことにしてください…」
158 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/05/13(水) 14:33:16.15 ID:4iDWf3iZ0兄「これが本当だとしたら、俺は一体…」
妹「見たんですか、私の日記…」
兄「……妹」
妹「見たんですか……」
兄「うん、見ちまったよ…」
妹「じゃあ忘れてください、全部」
妹「それで今回の事は無かった事にしますから…」
兄「忘れろって言われても無理だよ、だってさ…」
兄「うん、ゴメンな…」
妹「謝られても困ります、見なかったことにしてください…」
兄「頼りない兄貴でゴメンな、お前の事わかってやれなくて」
妹「分かられたくないですから……」
兄「分からなきゃいけなかったんだよ、兄妹なんだから」
妹「それが一番要らないです、一番嫌いです兄妹愛って…」
妹「私がいくら兄さんを好きになっても、兄さんは妹としてしか私を見ないじゃないですか!」
妹「だったら要りません、兄妹愛なんて…」
妹「辛いだけです……」
兄「ゴメン……」
妹「馬鹿げてるって自分でも思います、実の兄を好きになるなんて…」
妹「でも、じゃあどうしたらいいんですか…」
妹「だって、好きになっちゃったんですから……」
180 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/05/13(水) 14:42:22.61 ID:4iDWf3iZ0妹「分かられたくないですから……」
兄「分からなきゃいけなかったんだよ、兄妹なんだから」
妹「それが一番要らないです、一番嫌いです兄妹愛って…」
妹「私がいくら兄さんを好きになっても、兄さんは妹としてしか私を見ないじゃないですか!」
妹「だったら要りません、兄妹愛なんて…」
妹「辛いだけです……」
兄「ゴメン……」
妹「馬鹿げてるって自分でも思います、実の兄を好きになるなんて…」
妹「でも、じゃあどうしたらいいんですか…」
妹「だって、好きになっちゃったんですから……」
妹「中途半端な愛情を向けられるぐらいなら、いっそ嫌われた方が楽です」
妹「嫌いあってれば、いつかはそういう感情も無くなって…」
妹「無くなって、そう思ったのに…」
妹「兄さんは相変わらずで、それで私は余計に嫌われようとして!」
兄「もう、いいよ」
妹「よくないです、私は兄さんの事を好きっていう感情を無くしたいんです…」
兄「それじゃきっと消せないんだ、間違ったやり方を続けても無駄なんだよ、多分」
妹「他にやり方なんて、思いつかないから…」
迷走中につき少々お待ち下さい
184 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/05/13(水) 14:53:54.78 ID:4iDWf3iZ0妹「嫌いあってれば、いつかはそういう感情も無くなって…」
妹「無くなって、そう思ったのに…」
妹「兄さんは相変わらずで、それで私は余計に嫌われようとして!」
兄「もう、いいよ」
妹「よくないです、私は兄さんの事を好きっていう感情を無くしたいんです…」
兄「それじゃきっと消せないんだ、間違ったやり方を続けても無駄なんだよ、多分」
妹「他にやり方なんて、思いつかないから…」
迷走中につき少々お待ち下さい
兄「無理に探さなくてもいいんじゃないかな」
妹「え……?」
兄「何か無くされるのも、悲しいかな」
兄「なんて、勝手な言い分だよね」
妹「そうですね、とてもありえません……」
兄「でも、嬉しかったんだ」
兄「妹にそう言ってもらえて」
兄「妹に好きになってもらえて嬉しかったんだ」
妹「それはどういう…」
兄「俺も妹が好きだからさ」
妹「それは兄弟愛という意味ですよね?」
兄「まぁ、そうなんだけどね」
妹「はぁ、期待した私が馬鹿でした」
兄「ゴメン……」
190 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/05/13(水) 15:03:57.46 ID:4iDWf3iZ0妹「え……?」
兄「何か無くされるのも、悲しいかな」
兄「なんて、勝手な言い分だよね」
妹「そうですね、とてもありえません……」
兄「でも、嬉しかったんだ」
兄「妹にそう言ってもらえて」
兄「妹に好きになってもらえて嬉しかったんだ」
妹「それはどういう…」
兄「俺も妹が好きだからさ」
妹「それは兄弟愛という意味ですよね?」
兄「まぁ、そうなんだけどね」
妹「はぁ、期待した私が馬鹿でした」
兄「ゴメン……」
兄「でも、ほら人の気持ちは変わるからさ」
兄「俺も妹の事が好きになるかもしれないじゃない」
妹「変わられたら、それはそれで困ります」
兄「何で?」
妹「世間体とか色々あるじゃないですか、血が繋がってるんですよ私たち」
兄「うーん、でも好きになったらしょうがないでしょ」
193 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/05/13(水) 15:05:58.79 ID:4iDWf3iZ0兄「俺も妹の事が好きになるかもしれないじゃない」
妹「変わられたら、それはそれで困ります」
兄「何で?」
妹「世間体とか色々あるじゃないですか、血が繋がってるんですよ私たち」
兄「うーん、でも好きになったらしょうがないでしょ」
妹「相変わらず短絡思考ですね、お前は」
兄「かもしれない、でも何とかなるよ多分」
妹「そうですか、じゃあ私が兄さんの事を惚れさせれば、後はお前が何とかしてくれるんですね」
妹「絶対ですね、さっき言いましたからね」
兄「え、いや、さっきのは言葉のあやで」
妹「言いましたからね!」
兄「いやまぁ、その時は何とかしますよ、きっと」
妹「ふーん、じゃあ明日からは覚悟してくださいよ!」
妹「絶対に惚れさせてみせますからね、兄さん!」
−gdgdエンド−
全体的にすいませんでした…orz
兄「かもしれない、でも何とかなるよ多分」
妹「そうですか、じゃあ私が兄さんの事を惚れさせれば、後はお前が何とかしてくれるんですね」
妹「絶対ですね、さっき言いましたからね」
兄「え、いや、さっきのは言葉のあやで」
妹「言いましたからね!」
兄「いやまぁ、その時は何とかしますよ、きっと」
妹「ふーん、じゃあ明日からは覚悟してくださいよ!」
妹「絶対に惚れさせてみせますからね、兄さん!」
−gdgdエンド−
全体的にすいませんでした…orz
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