闘い抜いた、第二ラウンドだ

★ 2010/09/30 ★


第一審 が終わりました。
名誉毀損が認められ、被告に30万の慰謝料が課されました。
これには、下記の大きな意味があります。

【1】サイト名やPN(HN)での名指しでも、名誉毀損が成立するという司法判断が下った。
【2】名誉毀損は、記事内容が真実であり公益性が認められる場合には成立しないが、成立したということは、被告ブログの記事内容に正当性は認められないという司法判断が下った。


大変な前進です。
沙にょの方にも、訴訟番号を掲載したから、被告の名誉を毀損したという有罪判決が下りましたが。
沙にょは被告と異なり、他人様を名指しで悪く言う真似を続けるつもりはありませんので、沙にょが被告を悪く言った記事の正当性については争いませんでした。
正当性うんぬん以前に、名指しで他人様を悪く言う真似は最低だというのが沙にょの考えです。
訴訟番号で個人を特定できると知らなかっただけです。

民事訴訟に踏み切ったこと、正解だったと思っています。
私が有罪になったのは、『売られた喧嘩を何年も我慢した挙句に買って相手を罵った』ことについてです。
流されてたデマのどれかが本当だったわけではありません。
「他人を誹謗中傷する目的に特化したブログを運営するような人は頭がおかしい。人間として最低だ」と書くにあたり、訴訟番号を記載したので被告の名誉を毀損したとして有罪判決を下されました。

裁判官さんは、すごく頑張ってくれました。
サイトとブログの違いもわからない方が書いた判決としては、すごく努力して両者の訴状を読んでくれたんだなと思う内容でした。
でも、サイトとブログの違いもわからない方だから、間違いが酷いです。
判決にはかざきり羽がブログだなどと書かれていたので、ブログ同士の争いと勘違いされていたようです。
それどころか、かざきり羽に匿名掲示板があったなんて判決に書かれているので、もう滅茶苦茶です。
裁判官さんはブログとサイトの区別がつかず、お絵描き掲示板と匿名掲示板の区別がつかない方だったのです。

そんな方なので、「検索」するネット世界において、名指しのあるなしで被害がどれほど違うか、一生懸命に伝えたつもりですが、多分、伝わらなかった。
あちらの弁護士が「名指しがなければいいとでも思ってるのか」なんて言い方したから余計に。
「名指しがなければいい」んじゃない、「名指ししたら悪い」んです。そういう法律です。被害レベルがまるで違います。
それに私は、「名指しされない非難さえ我慢できないのか。なんて自己中心的な絶対正義」と思います。

私は決して、私は悪くないなんて思ってません。
訴訟番号があれば、誰でも訴状を閲覧できるなんて知らなかったけど、閲覧できるなら、訴訟番号を掲載してしまったことは、悪かったなと思います。だから、無罪は主張しません。
ただ、私は被告のブログ内容の不当性と身の潔白を主張するにあたり、訴えたい真実がたくさんあったから、本当のことを確かめたい人には、法廷に、私の話を聞きにきて欲しいと思って掲載しました。
それが出来なくなったのは、残念です。

たとえば被告は、私が他人を喜ばせた人にポイント発行するのが悪事だと言い立てました。
反省させるために、誹謗中傷ブログを作ったと。
私はずっと、反論したかった。
他人様を喜ばせるために時間を使った人に、ささやかなポイントを贈呈して何が悪いか。私は、他人様を喜ばせるために時間を使う人が好きです。

連載すると言ったばかりの賢者様の続編ですが、できなかったらごめんなさい。
なかなか、賢者様を書くのに必要な楽しい気持ちになれません。

また、「名誉毀損の救済のため、ブログを完全に削除する必要はない」なんて判決に書かれたので、控訴しなければなりません。
裁判官は、私がその請求の原因として、「名誉毀損」の他に「ストーカー被害」「プライバシーの侵害」「著作権の侵害」なども訴えていたのを完全に見落としました。
これらの被害があるかないかの判断が判決に盛り込まれなかったので、やり直しです。
何も、私は他人の作品を削除しろとは言っていません。
被告のブログに被告の作品は何もありません。
テーマを勝手に私の名前にしているんですから、あるわけがありません。
特定個人をストーキングする目的に特化したブログの運営が、合法なのかどうかの判断を司法に求めるため、控訴になります。

第三者から削除要請を受けて、私自身はすみやかに削除した記事を、正式な削除要請を入れても被告が削除しないのです。無断転載ではない、引用だから合法だと言い張って。
しかも、私が法廷でその話をしようとしたら、被告の弁護士が口を挟んで話をうやむやにしました。
私が「第三者から削除要請が入っている記事なのに」と言いかけたら、「第三者って○○さんのこと」とか被告弁護士が口を挟んで、私は違いますと言いたかったのに、「相手が話してる途中に口を挟まないように」とか自分がしたことは棚に上げて言って、「第三者が○○さんだと考える場合」の話を延々とはじめました。いかにも私を嘘つきにしたい様子でした。
被告弁護士は、第三者に、残念な人の名前を予想しました。
残念な人のために裁判までして頑張るわけないです。被告側が推理しようとするだけ無駄です。好きな人の名前、私が陳述書とかに書くわけがない。
第三者について触れている記事の無断転載がどれだけ迷惑か、本当に、理解しないのか、理解しててやっているのか。

でも、大好きな人のためだから頑張ります。

第三者の方が、被告に名前を知られたがらない理由、ふつうにわかりますよね。
こんな人に絡まれたら、たまったものじゃないから。