2010年10月01日
こんなに素晴らしい日本も終わってしまうの?
コピーに明け暮れ、
居直り強盗のように侵略する国に
この素晴らしい日本を
奪われてなるものか!
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(中)木星探査機にあこがれた青春時代
宇宙航空研究開発機構教授・川口淳一郎
――小惑星探査機「はやぶさ」の計画立ち上げについて教えてください
川口 1993年ごろで、当時は自分でも相当無謀だと思いましたね。
これは出さねばならないと思う一方、
途方もなく大きなリスクですよ。
それだけに「この計画が最有力」と言われたときは本当に驚いた。
――なぜ小惑星からのサンプルリターン(試料回収)を目指したのか
川口 当初は小惑星へのランデブー(接近)を考えたが、
共同で研究していた米航空宇宙局(NASA)が独自計画を立ち上げた。
それはないよと思いつつ、じゃあわれわれが
本当に世界初といえるものは何かと考えた結果、
サンプルリターンになった。
――世界初にこだわったのですね
川口 アイデンティティーの発揮とはそういうこと。
初物であることが大事。
コピー文化はしょせん、アメリカなどが作ったものの
上に乗っかっているだけで、
より高品質な製品は作れると思うが時代を引っ張ってはいけない。
――コピー文化への反発ですか
川口 コピーは元の図面と比べて何が不足しているかを見る。
そうではなく、コピーとしては欠陥でも、
新しい物がどれだけ含まれているかに着目した文化を作りたい。
――旧文部省宇宙科学研究所はそういった考えを受け入れてくれた
川口 宇宙研は非常に変な人の集まりで、すごくユニークだった。
糸川英夫先生以来の伝統かもしれません。
新しい提案があると
「ここをこうすればできるからやってみたら」という発想。
前へ前へですね。
不十分なところもこうすればできる、という文化だった。
――その伝統は今も受け継がれていますか
川口 そうならば自分も大変良いことをしていると思うが、
本当は少し反省している。
いい人材を育成するには思い切って何かに取り組ませるべきで、
既存計画への参加だけでは育たない。
――日本では当たり前の宇宙開発ですが、
一国でここまでレベルを高めた国はほとんどない
川口 そうですね。
日本国民であればこそ、こういった機会に触れられる。
それに国として世界に発信できるメッセージとなる。
自分たちが住む国を誇らしく思うとか、
先進国の一員であるということで、
心の豊かさを感じられれば何よりだと思います。
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小惑星探査機「はやぶさ」カプセル等の展示予定について
宇宙航空研究開発機構
宇宙から帰還した小惑星探査機「はやぶさ」のカプセル等を以下の施設で展示
することといたしましたのでお知らせいたします。
日時:平成22年10月26日(火)〜11月7日(日) ※11月1日(月)は休館日
9時〜17時(入館は16時30分まで)金曜日のみ、
9時〜20時(入館は19時30分ま で)
場所:国立科学博物館 (東京都台東区上野公園7-20)
展示物:(期間中全て公開)インスツルメントモジュール、搭載電子機器部、パ
ラシュート、エンジニアリングモデル
その他:国立科学博物館 特別展「空と宇宙展 − 飛べ!100年の夢」(開催
期間:平成22年10月26日(火)〜平成23年2月6日(日)(休館日あり)の一環で
カプセル等の展示を行いますので、特別展の入館料が必要となります。
問い合わせ先 : 国立科学博物館 電話:03-5777-8600(ハローダイヤル)
http://www.jaxa.jp/press/2010/09/20100930_hayabusa_j.html
http://www.kahaku.go.jp/exhibitions/ueno/special/2010/sora-uchu/event.html