闘い抜いたけど、疲れたよ

★ 2010/09/30 ★


第一審 が終わって、もの凄く疲れました。
大変な前進です。
これまで、一方的に沙にょが悪いみたいに言われてきたけど、沙にょを誹謗中傷してるサイトの方が悪いっていう判決が出たのだから。沙にょに30万円の慰謝料を支払えって。
でもさ。
それを喜ばなきゃいけないとしたら、私って、どれだけ可哀相なんですか。
私が訴訟番号を掲載したからって、私も被告の名誉を毀損したっていう判決なんですよ?
私はどんな酷いことを書かれても、私を特定する情報がそのサイト内になかったら全然構わないです。
それ、被害ないです。
HNもPNもサイト名も作品名もなかったら。
「こういう真似をしている人がいた、こういうことする人って最悪だよね」とか書かれてても、それ全然、表現の自由でしょう。私の名誉毀損されない。
その人が、訴訟番号を載せていたって構わないです。私なら訴訟番号は私を特定する情報だなんて思わない。だって、訴訟番号から裁判資料を取り寄せようと思う人なんて滅多にいないでしょう。それ被害ないも同然。
※ ただし、訴訟番号の記載を個人の特定を認めるという判決が出たので、皆さんも、関係者に不都合なことを表明する時には、サイト名やハンドルネームを掲載してはいけませんよ! 訴訟番号も掲載してはいけませんよ! それが司法判断です!
仮に、そんな奇特な人がいたとしても、ちゃんと、裁判資料なら私の主張も読めるんだし。一方的じゃない。
双方の主張を読み比べて、それで私が悪いと思われるんなら、それは自業自得。
いったいさ、被告が流したデマを目にした人が何千人いると思ってるの。たった数人に特定されるだけでも、酷い悪口はその人の名誉を毀損するから、30万の慰謝料をもらうにふさわしいって言うなら、何千人もの人に、何年も、匿名で一方的に酷い悪口を見せ続けても同じ30万相当ってどういうことなの?
ねぇ、それって同レベルの被害なんですか?

民事訴訟に踏み切ったこと自体は、正解だったと思っています。
10:0で私が悪いみたいにされてたのが、地方裁判所のお墨付きで6:4くらいになりました。
いや、10:0で私が悪いことにされてた部分は、0:10で私を悪く言ってた方が悪いという判決が出たというべきですね。
私が悪いことにされた6は、流されてたデマのことじゃないです。売られた喧嘩を何年も我慢した挙句に買って相手を罵った、それが私の罪だという判決です。
「他人を誹謗中傷する目的に特化したブログを運営するような人は頭がおかしい。人間として最低」と書くにあたり、訴訟番号を記載したので被告の名誉を毀損したとして有罪判決を下されました。
私がやや不利なのは、私の方が言葉が鋭かったからみたいです。
私の方がより、酷いことを言っていると。
酷いことをしている人間に、酷いことを言いたくなるのは当然だと思いますが。名指ししなかっただけ、私はものすごく立派だったと思いますが、そういう部分は関係ないようです。

裁判官さんも、すごく頑張ってくれました。サイトとブログの違いもわからない方が書いた判決としては、すごく努力して両者の訴状を読んでくれたんだなと思う内容でした。
でも、サイトとブログの違いもわからない方だから間違いが酷いんです。
判決にはかざきり羽がブログだなどと書かれていたので、ブログ同士の争いと勘違いされたのもあるようです。
それどころか、かざきり羽に匿名掲示板があったなんて判決に書かれていたので、もう滅茶苦茶です。
もちろん、大間違いです。
裁判官はブログとサイトの区別がつかず、お絵描き掲示板と匿名掲示板の区別がつかない方だったのです。

そんな方なので、「検索」するネット世界において、名指しのあるなしで被害がどれほど違うか、一生懸命に伝えたつもりですが、多分、伝わらなかった。
あちらの弁護士が「名指しがなければいいとでも思ってるのか」なんて言い方したから余計に。
「名指しがなければいい」んじゃない、「名指ししたら悪い」んです。そういう法律だし。被害レベルがまるで違います。
そして私は、「名指しされない非難さえ我慢できないのか。なんて自己中心的な絶対正義」と思います。

私は決して、私は悪くないなんて思ってません。ただ、被告が1000倍は悪いと思っているだけ。被害レベルが少なめに見積もってもそれだけ違うから。
訴訟番号があれば、誰でも訴状を閲覧できるなんて知らなかったけど、閲覧できるなら、訴訟番号を掲載してしまったことは、悪かったなと思います。だから、無罪は主張しません。
ただ、私は冤罪だと主張するにあたり、訴えたい真実がたくさんあったから、本当のことを確かめたい人には、法廷に、私の話を聞きにきて欲しいと思って掲載しました。
それが出来なくなったのは、残念です。

たとえば被告は、私が他人を喜ばせた人にポイント発行するのが悪事だと言い立てました。
反省させるために、誹謗中傷ブログを作ったと。
私はずっと、反論したかった。
他人様を喜ばせるために時間を使った人に、ささやかなポイントを贈呈して何が悪いか。私は、他人様を喜ばせるために時間を使う人が好きです。

連載すると言ったばかりの賢者様の続編ですが、できなかったらごめんなさい。
何だか、とても疲れて、物語を書く気力がありません。

それとこれ、被告が有罪判決くらった文言だけ削除して、ブログ削除しなかったら、控訴か、新しく訴え直さないといけません。
第三者から削除要請受けてる記事を被告が削除しないって言ったのに、裁判官さんがそれをスルーしちゃったんです。そこもね、被告の弁護士が口を挟んで話をうやむやにするのをうっかり許しちゃった私のミスといえばミスです。
他人様の話は聞くのが当たり前だと思ってましたが、よもや、被告弁護士が他人様の話には口を挟んでおいて、自分の無駄に長い話には口を挟ませないとは思いもよりませんでした。
すごく疲れてますが、やるしかありません。名誉毀損の部分は判決出たけど、無断転載もどうにかしないと。
第三者に触れてる記事の無断転載がどれだけ迷惑か、本当に、理解しないのか理解しててやってるのか、最悪です。
でも、大好きな人のためだから頑張らねばー。
ほんともう、「第三者から削除要請が入っている記事なのに」と私が言いかけたら、「第三者って○○さんのこと」とか被告弁護士が口を挟んで、私は違いますと言いたかったのに、「相手が話してる途中に口を挟まないように」とか自分がしたこと棚に上げて言いやがって、「第三者が○○さんだと考える場合」の話を延々とはじめやがったんです。いかにも私を嘘つきにしたい様子で。
しかも、その○○さんの部分に、残念な人の名前を予想したんですよ。
残念な人のために裁判までして頑張るわけないです。被告側が推理しようとするだけ無駄なんです。好きな人の名前、私が陳述書とかに書くわけがないんだから。
で、名前を出せないから難しい。証拠提出はできません。証人に立って頂くわけにもいきません。
証拠の提出が出来ないじゃ、勝訴するのは難しいかと思って名誉毀損で攻めたんですよね。
あとは著作権侵害かプライバシーの侵害あたりで削除させるしかないか…。ほんと、迷惑極まりない人に絡まれたものです…。
第三者の方が、被告に名前を知られたがらない理由、ふつうにわかりますよね。
こんな人に絡まれたら、たまったものじゃないから。