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現代型うつ病患者が増加
うつ病の人の復職などを支援する都の施設が、施設に通う人のうつ病のタイプを分析したところ「現代型」とも呼ばれる従来と違うタイプのうつ病が全体の7割近くになることがわかりました。
国内のうつ病の患者は2年前の調査で70万人以上にのぼり、うつ病が原因で会社を休む人も増える傾向にあります。
うつ病となった人の復職を支援している東京都の中部総合精神保健福祉センターが去年4月からことし7月までに指導をした100人についてうつ病のタイプを分析したところ、気分が落ち込みものごとに積極的になれない従来のうつ病と違って、好きなことには積極的になれたり、薬が効きにくかったりする「現代型」とも呼ばれるうつ病が67人と7割近くに上ることがわかりました。
これは5年前の同じ調査の2倍近くで、人間関係を作ることが苦手だったり困難な状況にうまく対応できなかったりして発症するケースが目立つということです。
センターでは、対人関係の訓練やコミュニケーションの取り方の指導を増やす対応をとっています。中部総合精神保健福祉センターの菅原誠医師は「従来とは違うタイプが倍にも増えていて驚きだ。ストレスへの対処法を学べる施設を増やす必要がある」と話しています。
10月01日 05時46分
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