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最終更新:2010年10月1日(金) 11時48分

解放の3人「看板に気づかず誤って」

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 中国で拘束され、30日に解放された建設会社「フジタ」の日本人社員3人は、帰国の途につきました。3人は、軍の管理区域に無断で立ち入ったとされる点について、「看板に気づかずに誤って入った」などと話していることが分かりました。

 解放された「フジタ」の社員、佐々木善郎さん(45)、橋本博貴さん(39)、井口準一さん(59)は、上海から帰国の途につきました。3人は、同僚と領事館員に付き添われ姿を現しましたが、報道陣の質問には答えず、無言で搭乗手続きに向かいました。

 「誠に申し訳ございません。ご迷惑おかけしました」(解放された井口準一さん)

 一方、拘束が続く高橋定さんの解放の見通しは立っていないため、3人は総領事館を通じて、「早く解放されることを祈っている」とのコメントを発表しました。

 関係者によりますと、3人は拘束当時の状況について、「地元の人に道を聞きながら現地に入っていった。軍の管理区域を示す看板には気付かず、誤って入った」などと説明しているということです。(01日11:02)

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