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2010年9月30日(木) 19:30 |
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琴平町、温泉に水道水加え供給
こんぴら温泉の「温泉水まし」の問題です。 香川県琴平町は、2年以上にわたって町が管理する温泉に水道水を加え、町内の旅館やホテルへ供給していました。 町は水ましを隠蔽、隠していたことから、旅館やホテル関係者に衝撃が広がっています。
琴平町は2007年に温泉の掘削に成功し、2008年4月から町内の旅館やホテル10施設に温泉を供給してきました。 温泉の量が当初の見込みを大幅に下回ったため、2008年5月から水道水を加え供給していました。 水は平均で温泉の1.6倍、多い時は7倍も加えていましたが、施設側には事実を伝えていませんでした。 山下前町長は水増しの事実を把握していましたが、現在の小野町長には引き継いでいなかったということです。 温泉施設は古い表示をはずし、温泉に水を加えいていることを示す新しい表示をつけることにしています。 今後の影響を心配する声が聞かれます。 30日も県外からの観光客が訪れていましたが、驚きを隠せません。 琴平町は30日会見を開き、あらためて謝罪しました。 琴平町は適正な表示に改めるとともに、新しい温泉源を探したいと話しています。 事実を2年にわたって隠蔽していた責任は、重いと言わざるをえません。
この問題で、温泉の供給を受けていた10の施設のうち2つの施設が自前の温泉を使い、町からの温泉提供を辞退するとしています。 琴平町はこれにより8つの施設には、月によっては水増しすることなく温泉を提供することもできると話しています。
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