北朝鮮が制作したジンバブエ国父の銅像に反発の声

 北朝鮮の企業が制作した、アフリカ南部ジンバブエの「国父」の銅像2体が撤去または設置されない事態となった、とAP通信が9月29日報じた。白人政権に立ち向かい、ゲリラ部隊を率いたとして、ジンバブエで国父とされるジョシュア・エンコモ(1917-99)をかたどった「自由の闘士像」2体は、同国で「美しくもなく、本人に似てもいない」として酷評を浴び、国民や遺族の反対により、1体は撤去、もう1体は設置されないこととなった。国民や遺族の反発は、1980年代にエンコモが率いた反乱軍数千人が政府軍に虐殺された当時、ロバート・ムガベ現大統領率いる政府軍の訓練を実施したのが、北朝鮮軍の教官らだったという事実が背景にある。

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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