渡辺喜美代表、風通し良くし政界再編を

　みんなの党の渡辺喜美代表は３０日午後、小沢鋭仁前環境相ら民主党議員約２０人が国会内で開いた勉強会で講演し、菅直人首相の政権運営を厳しく批判した。終了後、渡辺氏は記者団に対し「風通しの良い関係をつくっていくことで、政界再編につなげたい」と述べた。

　講演では「脱官僚や地域主権がまったく進んでおらず、断念したと見られても仕方がない」と強調。首相直属の国家戦略局を設置するため、みんなの党が臨時国会に提出を予定している政治主導確立法案などへの賛同を促した。

　小沢氏は勉強会後、記者団に「同世代の優秀な政治家から見て民主党はどう映るのか、意見をもらった」と説明。渡辺氏が提唱する政策課題ごとに一致できる政党が協力する「クロス連合」について「大いにあり得る」と述べ、両党間の連携に期待感を示した。（共同）

　［2010年9月30日20時19分］