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【プロ野球】

解任 ブラウン監督「残念」

2010年9月30日 紙面から

◆西武4−1楽天

ファンの声援に応えるブラウン監督=Kスタ宮城で

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 4年ぶりの最下位に終わった楽天のマーティー・ブラウン監督(47)が29日、球団側から今季限りの解任を通告された。西武との今季最終戦(Kスタ宮城)の全体練習前に米田球団代表から言い渡された。

 ブラウン監督は昨季チームをリーグ2位に導いた野村前監督の後を受け、第3代監督に就任。昨年オフに2年契約を結んだものの、今季は一度も勝率5割を超えることができず、62勝79敗3分けと低迷。米田代表は「去年は2位。今年は一転して断トツに近い最下位。ファンの皆さまにはふがいない成績で申し訳ない。結果がすべて。重く受け止めたい」と話した。

 ブラウン監督は試合後の会見で「非常に残念。来年もやりたいという気持ちが強かったが、このチームの結果に対しては責任を取らなければならない。選手たちと離れるのはつらい」と目を潤ませた。内々では来季のコーチングスタッフの人選にも着手していたというが、メジャー流の指導法や采配(さいはい)がチームに浸透せず、参謀役のリブジー・ヘッドコーチとともに志半ばでチームを去ることに。「球団側は体質を変えなければいけないということだった。野球は契約の世界。プランを一新したいというのであれば、私からは何も言うことはない」と無念さを漂わせた。

 広島で4年。楽天で1年。再び日本で監督をしたいかを尋ねられると「日本は大好き。日本の野球をリスペクトしているよ。日本の選手は一生懸命やっている選手が多い。機会があればぜひやりたい」と話した。

 楽天は05年オフに田尾初代監督が任期途中で電撃解任され、昨年オフにはチームを初のCS進出に導いた野村前監督の退団劇で騒ぎになった。すでにコーチ経験者を含む数人の候補をリストアップしているとみられている。

 

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