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【芸能・社会】

ホームレスらが雑誌店経営 大阪、地下鉄駅構内で

2010年10月1日 08時06分

 ホームレスの自立を支援する雑誌「ビッグイシュー」の初の常設店が1日、大阪市営地下鉄の西梅田駅構内にオープンした。路上で雑誌を販売してきた4人が共同経営し、社会復帰を目指す。

 設置した「ビッグイシュー日本」(大阪市)の佐野章二代表は「共同経営は世界的にも珍しい取り組み。コミュニケーションがうまくなるきっかけにしてほしい」と意気込んでいる。

 営業時間は午前8時〜午後8時で、バックナンバーも販売。3時間交代で店頭に立ち、収益は4等分する。経営方針などはメンバー同士で相談して決める。大阪市が約3平方メートルの売店跡地を無償提供し実現した。

 販売歴2年半の男性(51)は「自分だけのミスで済んできたこれまでとは違う。金銭管理をしっかりやっていきたい」と話している。

 ビッグイシュー日本版は2003年に創刊。1冊300円のうち160円が販売員の収入になり、これまで121人が仕事を見つけ自立した。

(共同)
 

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