元十両大勇武(27)=本名ダワードルジ・オンドラハ、モンゴル出身=を殴ってけがをさせたとして、警視庁が傷害容疑で師匠だった芝田山親方(47)=元横綱大乃国=を書類送検していたことが29日、捜査関係者への取材で分かった。同親方が6月4日、東京都杉並区の芝田山部屋で、元大勇武を素手やスリッパで殴り、軽傷を負わせた疑い。
元大勇武は引退し、7月に警視庁に被害を届け、芝田山親方と日本相撲協会に計約7千万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こしている。芝田山親方は、警視庁の任意の事情聴取に「しつけの一環だった」と話していた。
(2010年9月29日)