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走る100台、街に優しく 仙台コミュニティーサイクル実験へ
| 11月にお目見えするコミュニティーサイクル |
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仙台市は11月、市内に複数の駐輪拠点を設けて自由に自転車を借りられるようにするコミュニティーサイクルの社会実験を行う。環境に優しく手軽な自転車を活用してもらうことで車の利用を抑え、二酸化炭素の排出削減を図る。
市交通政策課によると、100台の自転車を用意し、JR仙台駅西側に設置する10カ所のサイクルポートに振り分ける。利用者が自転車を駐輪する場合、必ずポートに止めることが条件。借りたポートとは別のポートに自転車を返却することもできる。 利用時間は午前8時〜午後7時。料金は無料。利用者は18歳(高校生を除く)以上に限定し、事前にホームページ(HP)か青葉区一番町3丁目の複合ビルに10月12日に開設する窓口で登録を申請し、専用のICカードの交付を受ける。 カードを認証機にかざすと、ポートのロックが外れる仕組み。カードの代わりに、おサイフケータイ機能付きの携帯電話も使えるようにした。 社会実験は11月1日から1カ月間。事業費は約1000万円を見込み、すべて環境省の関連基金を活用する。市は利用実態や利用者へのアンケートを踏まえ、早ければ2012年度中の本格導入を目指す。 市交通政策課によると、コミュニティーサイクルは、富山市や北九州市などで実施している。富山市では3月下旬のサービス開始以来月3000回程度の利用があり、主に駅から事業所などへの通勤などに使われているという。 同課は「通勤や観光などで活用してもらえば車の利用が少なくなり、環境負荷を抑制できる。自転車で周遊する人が増え、商店街の活性化も期待できる。ビジネスモデルとして構築し、長く続けられる方策を模索していきたい」と話している。 登録は10月1日から市HPなどで受け付ける。連絡先は市交通政策課022(214)8303。 ポートの設置個所は次の通り。 勾当台公園市民広場、錦町公園、元鍛冶丁公園、花京院緑地、東京建物仙台ビル(宮交仙台高速バスセンター)、市戦災復興記念館、西公園北側、西公園南側、サンモール一番町、仙台トラストシティ
2010年09月30日木曜日
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