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「呼吸の大切さ教える」教諭が生徒“半殺し”
横浜市教育委員会は30日、市立山内中学(青葉区)の男性教諭(50)が理科の授業中に「呼吸の大切さを教える」として男子生徒の口と鼻を手でふさぎ、失神させたとして、戒告処分にしたと発表した。
市教委によると、教諭は6月24日、「呼吸と光合成」をテーマにした1年生の授業中、近くに座っていた男子生徒を立たせ、生徒の背後から左手で首を押さえ、右手で口と鼻をふさいだ。生徒は苦しがって教諭の腕を叩くなどしたが教諭は手を離さず、生徒は失神。生徒の背中を叩くと意識が戻ったため、教諭は授業を継続し、校長らには報告していなかった。
25日に生徒の親が学校に連絡して事件が発覚。教諭は「呼吸の大切さについて教えようと思った。自分で息を止めるだけでは実感できないと思った」などと説明し「自覚の足りなさ、自分のいたらなさを痛感している」と反省しているという。
教諭は25年目で、今年4月から同校に赴任。現在も理科の授業を受け持っている。市教委の伊藤保則教職員人事部長は「極めて遺憾。今後このようなことが生じないよう全力で取り組みたい」とコメントした。
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