「呼吸の大切さを教える」ため、生徒の口ふさぎ失神させる

　横浜市教育委員会は３０日、市立山内中学（青葉区）の男性教諭（５０）が理科の授業中に「呼吸の大切さを教える」として男子生徒の口と鼻を手でふさぎ、失神させたとして、戒告処分にしたと発表した。

　市教委によると、教諭は６月２４日、「呼吸と光合成」をテーマにした１年生の授業中に、近くに座っていた男子生徒を立たせ、生徒の背後から左手で首を押さえ、右手で口と鼻をふさいだ。

　生徒は苦しがって教諭の腕をたたくなどしたが教諭は手を離さず、生徒が失神。背中をたたくと意識が戻ったため、教諭は授業を継続し、校長らへの報告を怠った。

　生徒の親が学校に連絡して発覚した。教諭は「呼吸の大切さについて教えようと思った。自分で息を止めるだけでは実感できないと思った」と話しているという。

（2010年9月30日13時22分  スポーツ報知）

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