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日本相撲協会は29日、両国国技館で大相撲九州場所(11月14日初日・福岡国際センター)の番付編成会議を行い、新十両に高安(20)=鳴戸=、舛ノ山(19)=千賀ノ浦=、深尾改め明瀬山(25)=北の湖=、剣武(31)=武蔵川=の昇進を決定した。高安と舛ノ山は平成生まれで初の関取誕生。九州場所で、角界に新風を吹き込む。再十両は大道(28)=阿武松=と千代白鵬(27)=九重=。
新たなスター候補が2人同時に誕生した。舛ノ山、高安が、秋場所の番付に名前が載った254人の平成生まれ力士のトップを切って関取に昇進。部屋初の関取となった舛ノ山は「平成生まれの力士が、これから(どんどん)誕生すると思うので、同じ平成生まれとして頑張りたい」。高安も「(舛ノ山と)2人で互いに励まし合って頑張っていきたい」と声を弾ませた。
2人はともに、家族への恩返しを誓う。舛ノ山は2005年4月から翌年の6月まで、家庭の事情で母・クリスティーナさん(49)の母国・フィリピンで暮らした。雨が降れば家が水浸しになるという環境で、自らも水を運ぶアルバイトをして、家計を助けてきた。
母と共に帰国し千賀ノ浦部屋に入門してからも、本場所が終わるごとに約3万円を、祖父母のもとに仕送りをしてきた。舛ノ山は「もっと多くのお金を送れる」と笑顔を見せた。実弟は床山・床千(18)として同部屋に所属しており、弟が兄の大銀杏を結うという光景も見られるかもしれない。
高安も母・ビビリタさん(49)がフィリピン出身と共通点を持つ。母と父・栄二さん(60)は、事あるごとに電話をくれ、慣れない生活で折れそうな気持ちを支えてくれた。そんな栄二さんが4年前に腎臓がんを患い、片方の腎臓を摘出。それからは「自分のできる範囲の仕事しかできなくなった」(栄二さん)という。関取になって、やっと両親に楽な生活を送らせることができる。高安は「両親の応援が支えになったので、良かった」と安どの表情を見せた。
そんな2人は互いを意識する。高安が「自分が(関取に)一番に上がりたいとは思っていた」と話せば、舛ノ山も「幕内へは先に上がりたい」と闘志を燃やす。互いに刺激し合い、更なる高みを目指す。
(2010年9月30日06時02分 スポーツ報知)
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