みなさーん、ついに噂の3DSが発表になりましたね。
自分も「任天堂カンファレンス2010」に末席に参加させていただきました。なんだかスーツ姿の人が多いせいか全体的に色味が黒く早くもコスモブラック風な緊張感が漂ってました。
色々な発表ありましたね。皆さんどうでしたか?
ここでは、価格や発売日の件やハードのスペックやロンチタイトルの件や通信がスゲぇとか、ポケモンがバカ売れしてる事やマリオが25周年(おめでとうございます♪)であるとかそういう話は一切しません。だって素晴らしいだもん♪
ここで話をしたいのは、岩田社長自らがおっしゃっていた「任天堂のハードで売れるのは,任天堂のソフトばかり」「サードパーティのゲームタイトルが売れていない」という指摘についてです。
会場でこの話を聞いた時は、驚きました!!
正直、任天堂は「売れないタイトルを出すお前らが悪いんじゃ〜」って思っているんだろうなーって考えていました。ところが、すでにソフトメーカーが全社が抱えていた問題を解決する手段をお持ちだとは!さすがです。
そして、社長からは、「ニンテンドー3DSではスタートダッシュの段階でサードパーティと足並みを揃える必要がある」との言葉と共に,日本の開発者からのビデオメッセージを紹介してくれました。
えええぇぇぇぇ!! ちょっとちょっと違うんじゃない!?
開発者からのカッコいいコメントを聞きながら、心の花がシオシオになっていきます。
岩田社長!!
ここで、提案されるべきは、優良なゲームを販売しやすい流通施策についてだと思います。弊社を筆頭に多くのソフトメーカーは自社ソフトを売るにあたって絨毯爆撃のようなTVCMをうつ事はできません。基本は店舗に営業をしながら地道なマーケティング活動をして商品を売っていきます。
なかなかマスに向けての広告ができない小さなサードパーティのゲームソフトを売れるようになるために何をすべきか、任天堂流通の問題点を今一度、見直すことで必要な時期にきているのではないでしょうか?
幸いにまだ、3DSに関しては細かく流通的なお話が出ていないので、ぜひ行なって欲しい施策を勝手にご提案いたします。
<ご提案>
1.リピート製造数を100本からにしましょう。
現在、DSのリピートをしようとすると☆千本(ここはヒミツね)からでしか製造発注できません。他社のハードでは100本からの対応が可能になっています。メーカーに非常にリスクのある発注は品切れの原因になります。お店から注文数が200本しかきていないのに☆千本は製造できませんよね。
2.製造期間の1週間に短縮しましょう。
現在、DSのリピートをしようとすると製造期間が3〜4週間かかってしまいます。他社のハードでは1週間からの対応が可能になっています。発注後のタイムラグは商品にとって致命的です。
そのリスクをなくす為には、販売数を読んで1ヶ月分の在庫を持たなくてはいけません。しかしメーカーにとっても非常にリスクのあるため、商品在庫は多く持てません。そのため、当然品切れの原因になります。
3.100%の前払金をやめましょう。
ゲームソフトを発注するには、任天堂に100%製造費の前払金が発生します。ソフトの製造費を仮に1000円とします(実際は容量などで金額ちがいます♪)例えば、ソフトが大ヒットして100万本注文が入った場合には、任天堂に1000円×100万本=10億円の前払いが必要になります。メーカーも注文段階では問屋などから入金をいただけないので資金繰りに苦しむ事になります。
ということは大ヒットして注文数が多く来るほど、初期に必要な資金が大きくなってしまいます。また、上記の通り、リピート数量が見込めるものは注文数以上に在庫を持たなければいけなくなり、さらに資金繰りが悪化してしまうのです。
例えば、前払金として1/3でいいとか何か救済措置があって欲しいと世界中の中小ソフトメーカーは思っているに違いありません。
4.任天堂のTVCM枠に入れてみる。
任天堂の提供番組にリーズナブルな金額で、全国CMを入れられるチャンスをもらう。やはり、まず多くの人に知ってもらうことができなければ、ソフトの販売数が伸びて行く事はむずかしいです。
今までの基準で4つの提案をさせていただきました。実際の3DSでは、今回の提案と同じ事が予定されているかもしれません。ゲーム業界発展のため、ぜひ、一度ご検討いただければ幸いです。
今後ともよろしくお願いいたします。
流行のツイッター @uranoalcでつぶやいてます。(言いすぎてないよね?)