つなごう医療 中日メディカルサイト

がん看護の向上を 富山県立中央病院で臨床実践研修スタート 

(2010年9月28日) 【北陸中日新聞】【朝刊】【富山】 この記事を印刷する

看護師ら化学療法とケア学ぶ

画像がん看護臨床実践研修の開講式=県立中央病院で

 がん診療や看護に携わる富山県内の看護師らを集めた臨床実践研修が27日、富山市西長江の県立中央病院で始まった。

 富山市民病院や砺波総合病院など16病院から19人が参加した。開講式で県立中央病院の飯田博行院長が「さらにがん看護の向上を目指してもらいたい」とあいさつした。

 研修は40日間のスケジュールで、化学療法や放射線療法など治療内容を学び、それを踏まえて看護のコミュニケーションスキルや家族ケア、緩和ケアを臨床実践で学ぶ。

 上市総合病院から参加した二川裕子さん(38)は「患者さんに1番身近なのは看護師。化学療法の副作用で不安がっている患者さんを安心させられるようになりたい」と意気込みを話した。

 研修は2007年から毎年行われており、4回目。  (山田晃史)