経済団体トップが「船長釈放は非常に不明快」(09/28 19:58)

 経済同友会の桜井代表幹事は、尖閣諸島沖の漁船衝突事件で日本政府が中国人船長を釈放した経緯について、「非常に不明快で、国民に説明が必要だ」と強調しました。

 桜井代表幹事:「釈放がどういう判断のもとに行われたのか、非常に不明快という言葉しかない」「国民に対して、少なくとも説明することが大事だ」
 桜井代表幹事は「今回のような形の釈放は、今後の日中関係や領土問題の解決を逆に困難にする」と述べました。桜井代表幹事は中国の税関での抜き取り検査について触れ、自身が会長を務める「リコー」の場合、通常は全荷物の2%なのに、それが現在は90%にまで引き上げられていることを明らかにしました。そのうえで、中国に大部分を依存するレアアースのような資源やエネルギーについて、「一極集中は非常に問題だ」と述べて、分散して調達する必要性を強調しました。

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