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米国もレアアース中国依存脱却へ下院で法案可決 日本への輸出停滞に危機感 (2/2ページ)
米鉱山大手モリコープ・ミネラルズは傘下の加州の鉱山でレアアースの採掘・生産を再開させる意向を3月の下院公聴会で示した。ただ、米政府監査院(GAO)は4月に議会提出した報告書で、米国の供給網の再構築には最大15年かかるとも指摘している。
中国は、1990年代初めに最高指導者の●(=登におおざと)小平氏が「中東に石油があり、中国にはレアアースがある」と述べるなど世界支配へ布石を打ってきた。
中国国内の産業に優先的に供給するため、輸出割当量は年々縮小され、今年の割当は前年比40%減。「12年までに中国以外の世界で重大な不足が生じる」(モリコープ社)という予測もある。
貿易摩擦に発展する可能性もあり、米通商代表部(USTR)は産経新聞に、中国の輸出制限についての調査を始めたことを明らかにした。