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農林水産

函館漂着クジラ 国内2例目珍種 調査組織など確認

(09/27 08:11)

 【函館】函館市の鯨類調査組織「ストランディングネットワーク北海道」(SNH)と国立科学博物館(東京)は26日、函館市の海岸に漂着したクジラの死骸(しがい)は世界的に珍しいタイヘイヨウアカボウモドキと確認した。国内での確認は2002年7月に鹿児島県に死骸が漂着して以来、2例目。

 SNHによると、タイヘイヨウアカボウモドキは口の部分が長く、背びれが大きいのが特徴で、ハワイ沖の太平洋などで生息している。しかし、生息数が少なく、死骸の漂着も体の一部を含めて世界で十数例しかない。

 函館に駆けつけた漂着鯨類研究の第一人者、国立科学博物館の山田格・脊椎(せきつい)動物研究グループ長は「鹿児島が生息の北限と考えられていたので驚いている」と話した。死骸は今後、骨格標本にして研究に役立てるという。

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