県警国際組織犯罪対策本部と戸部署は29日、横浜市西区南幸1の輸入雑貨店「中国商城」の従業員、林斌容疑者(55)=中国籍=を薬事法違反(無許可販売)容疑で逮捕した。
逮捕容疑は同店で29日正午過ぎ、「解熱鎮痛」「頭痛、発熱、鼻づまり(の緩和)」などと中国語で効能・効果が書かれた2種類の医薬品計10袋を許可なく800円で販売したなどとしている。
県警によると、店は07年に開店したとみられ、主に中国製食品を販売。医薬品は店頭に並べず、顧客の求めに応じて林容疑者が取り出して売っていたという。林容疑者は「中国人客が多く、薬は個人的に用意して販売した」と供述している。【中島和哉】
毎日新聞 2010年9月30日 地方版