NHKニューストップへ
※ すべての機能を利用するには、JavaScriptを有効にしてください。

感染集中した地域で競り再開

9月30日 13時55分 twitterでつぶやく

口てい疫の感染が集中した宮崎県東部で、およそ半年ぶりに子牛の競りが再開されました。これを受けて、口てい疫の発生が確認された畜産農家では、最も早く、西都市の農家が30日から牛の飼育を始めることにしています。

宮崎県では、「口てい疫の終息宣言」を受けて、先月下旬以降、各地で競りが再開され、感染が集中した東部でも30日、およそ半年ぶりに新富町にある家畜市場で子牛の競りが始まりました。市場では、感染を免れた農家が育ててきた500頭余りが次々と競りにかけられ、口てい疫の影響で牛を処分した地元の農家などおよそ130人が買い手として参加しました。畜産の再開に向けて牛を確保しようという人が多く、午前中の1頭当たりの平均価格は48万円余りと、口てい疫発生前に行われた前回の競りと比べ、10万円ほど高くなっています。牛を出荷した畜産農家の田中俊幸さん(30)は「想像もしてなかった値がつき、うれしい」と話していました。また、口てい疫が発生した農場の畜産農家も子牛を購入し、このうち西都市の農家が最も早く30日から牛の飼育を始めることにしています。