宮崎の家畜市場すべて再開「まあまあの値段」

(読売新聞)

　宮崎県の 口蹄疫 ( こうていえき ) 問題で、被害が集中した県東部の児湯地域家畜市場（新富町）で３０日、子牛の競りが再開した。

　これで口蹄疫の影響で閉鎖した県内の８市場はすべて再開した。

　県内外から約４０人の購買者が参加。主催する児湯郡市畜産農業協同組合連合会の 壹岐 ( いき ) 定憲会長が「農家が必死で守った牛が競りにかけられる。活発な取引をお願いします」とあいさつした後、５０５頭の子牛が競りにかけられた。

　４頭を競りに出し、うち１頭が４１万円で競り落とされた同県西都市の緒方盛夫さん（６３）は「まあまあの値段がついて良かった」と喜んでいた。