口てい疫の農家 牛の飼育再開へ
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口てい疫の農家 牛の飼育再開へ

9月30日 4時6分 twitterでつぶやく

口てい疫が発生した宮崎県内の畜産農家の中で、最も早く、宮崎県東部にある西都市の一部の農家が、30日から牛の飼育を再開します。

宮崎県内では、ことし4月以降、11の市と町のあわせて292か所の農場で口てい疫が発生しました。このうち、感染が最も集中した地域に隣接する西都市では、試験的に飼育した牛が、口てい疫に感染せず安全性が確認されたとして、口てい疫が発生した畜産農家で、30日、牛の飼育を再開させることになりました。口てい疫が発生した農家での畜産の再開は、30日の西都市が初めてです。西都市によりますと、市内には、口てい疫が発生した農場が6か所、発生していなくても、感染の拡大を防ぐために家畜を処分した農場が193か所あります。30日は、このうち一部の農家が、家畜市場の競りで子牛を買い付け飼育を始める予定で、それ以外の市内の農家も、順次、畜産を再開する見通しです。一方、感染が最も集中した地域にある川南町など5つの町では試験的な牛の飼育が続けられ、問題がなければ、ことし11月をめどに飼育が再開されることになっています。