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最終更新:2010年9月29日(水) 13時49分

ノーベル平和賞選考、中国高官が圧力

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 中国の民主運動家で、現在、服役中の劉暁波氏が今年のノーベル平和賞の有力候補に挙げられていることについて、中国の高官がノルウェーにある選考事務局に圧力をかけていたことが分かりました。

 中国の民主運動家、劉暁波氏は、中国共産党独裁の廃止と三権分立を求める「08憲章」を起草したことが国家転覆扇動罪にあたるとして、今年、懲役11年の実刑判決を受け、現在、服役中です。

 劉氏は、今年のノーベル平和賞の有力な候補者に挙げられていますが、これに関連してAP通信などは今年6月、中国の外務次官がノーベル平和賞の選考事務局に対し、劉氏が受賞すれば「中国とノルウェーの関係に悪い影響を及ぼす」と警告し、圧力をかけていたと報じました。

 中国外務省の報道官は28日の会見で圧力をかけたことを否定した上で、「法律を犯し、刑罰を課された人物でノーベル平和賞の趣旨に反するものだ」として不快感を示しました。(29日13:29)

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