香川県教委は29日、パチンコ店でほかの客が取り忘れたICカードを盗み換金したとして、小豆郡内の県立高校の男性教諭(41)を戒告の懲戒処分とした。
県教委によると、男性教諭は8月4日午後7時すぎ、同郡内のパチンコ店で前の客がパチンコ台横の玉貸し機に忘れていたカードを換金し、カードに記録されていた残金5千円を持ち帰った。カードの紛失に気付いた女性客が小豆島署に届け出て、監視カメラの映像から男性教諭が盗んだことが分かった。男性教諭は遺失物等横領の疑いで書類送検され、同30日に不起訴処分となっている。
男性教諭はすでに女性客に謝罪した上で弁償しており、「魔が差した。たくさんの人にご迷惑をかけ大変申し訳ない」と話しているという。