超・電撃!
今日はお天気の良い日曜なので、洗濯して図書館でも行こうと思っていたのだけれど、
朝からずっと誰かが洗濯機を使っていて、順番待ちに疲れ果ててしまった。 こういう小さなこと一つとってもストレスなのだから、 つくづく私は、人と一緒に暮らすということに向いていない。 なので図書館は止めて本屋にいくことにして、(図書館は4時で閉まるから) その前にブログを書くことに決めた。 決めたぜ!! オーストラリアに日本の有名人がオフィシャルな用事で来ると、 私の勤めている会社に必ず情報が入る。 イベントやコンサートなどを開催するために、こちらでの宣伝が必要だから。 その都度、編集者や記者が出かけていき、 インタビューを取って記事にしたり、 コンサートなどの広告を載せたりする。 で、その後、こちらも取材を兼ねてなのだけれど、 イベントやコンサートの招待を貰ったりする。 こないだ、オーストラリアで大変人気のある日本人グループが、来豪していた。 「オーストラリアにいる日本人に」ではなく「オーストラリア人」に、人気の。 「日本人で唯一、オーストラリアのCMに出演したことがある」でお馴染みの。 あの人たちですよ。 その人たちのインタビューを2月号に掲載し、広告も載せて、 十分に宣伝に貢献した私たちは、 イベントに招待してもらえることになった。 もちろんこれも取材込みで、あとで記事にしろよという魂胆なのだけれど。 それは2週間前の金曜日。 たれぱんだによく似たステキな編集長が、その招待のメールを読んでいて、 「えーーーめんどくさいなぁ、オレ行きたくない…。ねぇねぇ、誰か2人行ってくれない?? 電撃ネットワーク。」 ・・・・って。 もちろん行くでしょう!! すかさず手を挙げたのは、私と、総務のCちゃん(変顔のバリエーションNSW州に敵無し/サーフィン部部長)。 なにもしなくて良いけど、一応取材ってことだからね〜。と言われ、 デザイナーの私と総務のCちゃんは、 「記者」と「フォトグラファー」という偽の肩書きを刷った名刺を持たされ(←「フォトグラファー」役のCちゃんは使い方も知らないのに撮影用の一眼レフまで持たされ…) いざ、TOKYO SHOCK BOYS(海外ではこの名前で活動してるらしい)のライブ会場へ。 CITYから車で10分ほど行ったNew Townという街にある、1500人ほど入る劇場へ。 正直、日本では爆発的人気を誇っているわけではないし(コアなファンは多いだろうけれど)、 シドニー公演のチケット、普通に買うと70ドルくらいするし、 そんなに人入るわけ!?と懐疑的な私たち。 ところがところが。 8割の入りというところですよ。 やるじゃん。 (あぁ、20周年記念ツアーなんだね。↓) 余談ですがネイル付け替えました 7時半開場、8時開演の予定でしたが…そこはさすがコモンウェルスオブオーストラリア。 始まったのは8時45分でしたよ…。 BGMも何もなく、いきなり電撃の4人が客席の後ろのドアから、 「We are TOKYO SHOCK BOYS, come from behind!!」(トーキョーショックボーイズです!後ろから来たよ!!)的な、超ヘタな英語で喋りながら登場。 その後、早くもへこたれたのか日本語で、 「えぇ、日本語がお分かりの方だけにお話ししますと…実は音響トラブルです。」と。 どうりでBGMナシな訳だね…。ご苦労様 こんなトラブル、いっぱいあるんだろうなぁ…と1人物思いに耽る私。 なぜ1人かと言うと、「フォトグラファー」を装ったCちゃんが、撮影をするためにステージ前に連れて行かれたから!(爆) 面白すぎる…。カメラの使い方も知らないのに…。 偽記者の私はひとり楽しく「電撃ダンス」を客席で踊りながら、音響装置の復活したショーを鑑賞し、 「やってることほぼ宴会芸だな…。」と思いながらも彼らがこれで20年もゴハンを食べていることに感心し、 「この人たち、英語ができなくて損してるな…。」と冷静に分析し(客に伝わってないことが多すぎる!)、 いやでもこの英語力でここまで人気があるってのは逆にスゴイ。と尊敬したり。 一番ウケてたのはギュウゾウ(元右翼のインテリ)がサソリを口に入れるやつの時、 生きたサソリを「His name is Tony Abbott.」と紹介した時と、(Tony Abbott=自由党(豪最大野党)党首) 顔を粉で真っ白にして、水の入ったペットボトルロケットを顔にぶつけて粉を洗い流すやつの時、 真っ白になった顔で「I become Australian.(ボク、オーストラリア人になる!)」と言った時。 あとは、 感心の溜め息、 苦笑の吐息、 痛い痛い!という悲痛な声、 驚きの「Oh my god!」、 何をやってるんだ彼らは、という戸惑いのジェスチャーで満ちあふれた会場。 笑いと戸惑いと苦笑と痛い痛いと驚きと何をやってるんだ彼らは、で20年間やってきたんだろうな、 電撃ネットワークは。 なんにしても、20年間同じ事をやり続けられる信念には、感服するものがある。 特にこんな身体を張った芸を。 もう完全にオッサンだし、 ドライアイスの食べ過ぎや、台所用洗剤の飲み過ぎや、 目から牛乳の出し過ぎや、耳にホッチキスでお札を留めすぎや、 手にアロンアルファ付けすぎや、漂白剤を会場にまき散らしすぎや、 サソリを口に入れすぎや、布団圧縮袋に入りすぎは、 健康に良くないんじゃないかと思うから、 これからも、ほどほどに頑張って欲しい。 その後、撮影から解放されて半泣きのCちゃんと合流し、 偽記者は何も仕事を言いつけられず、会場を後に。 日本にいたら一生見る機会がなかったかもしれない電撃ネットワーク。 彼らの過激な芸は、 日本人には引かれてしまうことがあり、 ヨーロッパ人には痛みに同情されてしまうことがあるらしいのだけれど、 オーストラリア人とアメリカ人は、比較的、笑って欲しいポイントで笑ってくれるのだとか。 そんな、笑って欲しいポイントで笑ってくれるオーディエンスと一緒に見られて良かった。 TOKYO SHOCK BOYS、 みなさんも、機会があれば是非! |
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オーストラリアで人気があるんですね!!
魚介類の活造りが残酷だから禁止と聞いたのですが
電撃ネットワークはOKなんだ・・・・
TOMOMOは、痛そうでちょっと苦手です(> <)
とても真似できない・・・という点で、レベルの高いエンターティナーなのでしょうが。。。。。。。
2010/3/21(日) 午後 2:22
TOMOMOさま☆
そうなんですよ。TOKYO SHOCK BOYSのオーストラリア公演、普通に地上派でCMが流れてましたよ。
魚の活造りが禁止という話は私は聞いたことがないのですが(;^ ^)、テレビやエンターテイメントに関する規制はとてもゆるい気がします。その中でもけっこう「身体を張った芸」はウケが良いんじゃないかなぁという気がします。
私も自腹だったら行かないだろうなぁという感じですね。
レベルは高いけれど、ものさしが常人と違うというか…比較対象がないというか…。
私たちの情報誌のインタビューでも、サソリを口に入れる芸で刺されて毒が回って死にかけたとか、ウニを投げて身体に刺す芸で、脊髄を傷つけて半身不随になる一歩手前まで深く刺さってしまったとか、そんな話満載でした!(;@ @)
2010/3/21(日) 午後 6:50
へぇ〜。
AUSでは知られてるんですね〜。
私は知らない・・・。恥;
有名なんだぁ〜。。。調べてみよぉ〜っと☆
2010/3/21(日) 午後 8:07 [ mari ]
mariさま☆
AUSでも知られてますが、日本ではもっと知られてると思いますよ(;^ ^)
へんな人たちでしたが、パフォーマンスはスゴイですよ!機会があればDVDとか見てみてください〜!
2010/3/22(月) 午後 7:51
うーん、痛い芸はいまいち苦手、というか体を張る芸そのものが・・・・といいつつ、見たら爆笑しちゃうんだけど
どっちかというと、カメラマンの振りするCちゃんを想像するほうが笑えるな〜♪
2010/3/22(月) 午後 9:11
ヤムさま☆
私もそこまで得意ではないですね、痛いのは。「あの後どうするんだろう…」とか考えてしまいます。禿頭に留めたホッチキスとか、両手のひらに付けたアロンアルファとか…。
Cちゃんかなり笑えました♪「プレスチケットで入ったんだから仕事しなさいよ!」とか言われながらプロモーターの女性にグイグイ前に連れていかれてました。コアラを撮れば全部が後ろのユーカリにピントが合ってるような、奇跡の腕前なんですよ…彼女は。
2010/3/22(月) 午後 10:32
あれれ?なんかヘンだぞ?コメント消されちゃってるぞ!!
2010/9/30(木) 午前 11:21 [ ま ]