2010年9月29日23時40分
【ソウル=箱田哲也】北朝鮮の朝鮮中央通信の報道によると、28日の朝鮮労働党代表者会では党規約が改正され、これまでは序文に「党の最終目的」として掲げていた「共産主義社会の建設」という部分が削除された。昨年の憲法改正でも、国家指導理念の一つとしていた「共産主義」の文言を削っており、これに合わせた動きとみられている。
これまで党規約の序文は「最終目的は全社会を主体思想化し共産主義社会を建設すること」としていたが、共産主義の部分の代わりに「人民大衆の自主性を完全に実現すること」に差し替えられた。