動物園からカンガルー脱走、以前にはペリカンも

　２８日午後８時ごろ、移動動物園を運営する滋賀県守山市岡町の「堀井動物園」からカンガルーが逃げ出した。守山署員や市職員らが周辺を捜索し、約５００メートル離れた田んぼで、じっとたたずむカンガルーを発見。“脱走”から約５時間後の２９日午前１時ごろ、約１０人がかりで水路に追い込み、無事に捕まえた。

　守山署などによると、カンガルーは１歳の雄で、体長約１メートル、体重約４０キロ。栃木県の動物園からトラックで到着し、おりに移す際に逃げ出した。守山署幹部は「人が蹴られたら、大ケガをする可能性があった。捕まって良かった」と安どした様子だった。

　堀井動物園は守山市を本拠地に、全国の遊園地や保育園などを訪問して“ふれあい動物園”を開催。ラクダや小動物、トラ、ワニなど約３００種類を飼育しており、以前にもペリカン１羽が逃げたことがあったという。

[ 2010年09月30日 ]