サブカテゴリー

PR:

ロシア大統領が明言、北方領土を「近く訪問」

ロシア極東カムチャツカ半島で行われたガスパイプラインの稼働式典に出席し、サインをするメドベージェフ大統領
ロシア極東カムチャツカ半島で行われたガスパイプラインの稼働式典に出席し、サインをするメドベージェフ大統領
Photo By タス=共同

 ロシアのメドベージェフ大統領は29日、訪問先の中国からロシア極東のペトロパブロフスクカムチャツキーに到着、北方領土には悪天候のため入れなかったが、「近いうちに必ず訪れる」と明言した。ロシア首脳が北方領土訪問の意向を表明したのは初めて。サハリン経由できょう30日に北方領土を訪問する可能性も残されている。大統領が北方領土を訪問すれば、旧ソ連・ロシア首脳として初めて。日本政府は「訪問すれば、日ロ関係に重大な支障が生じる」(前原誠司外相)とロシア側に警告しており、実現すれば停滞している領土交渉の後退は必至だ。

 大統領は11月に横浜で開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議出席のため訪日し、菅直人首相とも会談する見通し。訪日を前にした大統領の北方領土訪問表明の背景には、政権交代にもかかわらず北方領土をロシアによる「不法占拠」とする日本の閣僚発言に対する対抗措置の意味があるとみられ、実効支配を誇示し、日本の領土返還要求を強くけん制する狙いがあるとみられる。

 前原外相は昨年10月、国土交通相時代に北海道・納沙布岬から北方領土を視察した際に「北方四島は日本固有の領土。(ロシアによる)不法占拠という言葉はその通りだし、言い続けなければならない」と発言していた。

Yahoo!ブックマークに登録 [ 2010年09月30日 ]

関連ニュース

読み込み中..

PR

関連写真

読み込み中..

ニュース

注目オークション


クイックアクセス
スペシャルコンテンツ

このページの先頭に戻る ▲