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高安&舛ノ山 平成生まれの初の関取誕生
両親から祝福される新十両の高安。左は母ビビリタさん、右は父・栄二さん。
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日本相撲協会は29日、東京・両国国技館で大相撲九州場所(11月14日初日、福岡国際センター)の番付編成会議を開き、平成生まれとして初の関取となる高安(20=鳴戸部屋)と舛ノ山(19=千賀ノ浦部屋)ら十両昇進力士6人(別表)を決めた。日体大相撲部出身の剣武(31=武蔵川部屋)は所要58場所での新十両昇進で、学生相撲出身としては最も遅い記録となった。
平成生まれ初となる関取が2人誕生した。秋場所で幕下優勝した20歳の高安は両親が見守る前で会見し「力士になって良かった」と胸を張った。角界入りを勧めた父・栄二さんは4年前に腎臓がんを患っており「頑張って家計を支え、親孝行したい」と話した。また千賀ノ浦部屋初の関取となった19歳の舛ノ山も「20歳までに関取になるのが目標だった」と安どの笑みを浮かべた。家庭の事情で1年間、母クリスティーナさんの故郷フィリピンで極貧生活を送った経験もあり「自分が頑張って、フィリピンに住む祖父母にお金を送ってあげたい」と恩返しを誓った。
<学生出身で58場所…剣武喜び爆発!>学生相撲出身としては最も遅い所要58場所で昇進した剣武は「周囲の支えで気持ちを切らさずにやってきた。うれしい」と喜びを爆発させた。左右合わせて4度の網膜はく離の手術を受けるなど失明の危機にも直面したが「このままでは終われない」と奮起。3度目の昇進チャンスとなった秋場所千秋楽の琉鵬戦を制し、涙の昇進を手にした。きょう30日付で、部屋を藤島親方(元大関・武双山)に譲る師匠の武蔵川親方(元横綱・三重ノ海)も「最後の場所で関取になってくれてうれしい」と目を細めた。
◆引退力士 日本相撲協会は、年寄「関ノ戸」を襲名した元小結・岩木山ら21人の引退を発表した。引退力士は次の通り。カッコ内は部屋。
岩木山、佐田乃洲(以上境川)駿河司、優司(以上入間川)松緑、松乃海(以上阿武松)益ノ富士、相模富士(以上中村)輝面龍(高砂)北勝富士(八角)実咲山(出羽海)伊方海(二所ノ関)早瀬川(桐山)時新発田(時津風)徳島(式秀)日の光(荒汐)屋比久(九重)琴土井(佐渡ケ嶽)若勝獅(間垣)内田(錦戸)山田(玉ノ井)
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