記事入力 : 2010/09/26 02:38:10
【コラム】韓国が目指すべき「先進国」とは(上)
後期に入った李政権が取り上げた政治談義のキーワードは「公正」だ。李大統領が光復節(日本の植民地支配からの解放を記念する日、8月15日)のあいさつで「公正な社会の具現」を今後の国政の中核目標に掲げると、与党・政府・大統領府の主要人物は先を争うように「公正とは何か」に関する解釈・解説に没頭し始めた。「大統領が提案した『公正な競争』『公正な共同体』が空念仏に終わらないよう、間もなく具体的な政策が提示されるだろう」という声もあちこちから聞こえてくる。
将来の大統領候補たちが言及する政治談義キーワードの中でも、ひときわ目立っているのが「福祉」だ。伝統的に福祉と分配を強調してきた進歩系左派の野党候補らが「我こそは」と「正義の福祉国家」「躍動的な福祉国家」を政治ビジョンとして主張しているのはもちろん、保守系右派ハンナラ党の先頭ランナー、朴槿恵(パク・クンヘ)元代表も昨年から早々に「全国民が幸せな福祉国家」を政権構想として掲げている。政界を取り囲むシンクタンクや政策研究集団もこのところ、福祉の勉強に熱心だ。
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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