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東国原氏 知事選不出馬表明「国のシステム変えたい」

2007年1月、宮崎県庁に初登庁し、知事室の印象などについて話す東国原知事
2007年1月、宮崎県庁に初登庁し、知事室の印象などについて話す東国原知事
Photo By 共同

 宮崎県の東国原英夫知事は29日の県議会本会議で、任期満了に伴う12月の知事選に関し「出馬しないとの結論に至った。県知事としての限界を感じてきた」と述べ、不出馬を表明した。2007年に初当選後、1期4年だけで退任する。

 退任後の進路については、明言を避けながらも「国のシステムを根本的に変えなければ地方の疲弊、国の閉塞感は是正できない」と強調。関係者によると、来年4月に予定される東京都知事選や、次期衆院選への出馬を検討しているという。

 だが、宮崎では口蹄疫終息を受けて、経済や畜産の復興への課題が山積し、東国原氏に対する県民の期待感は依然根強いだけに、退任には批判の声が上がりそうだ。

 本会議後の記者会見で、東国原氏は知事選に関し「後継指名はしない。しがらみなく、私のやってきたことを受け継いでくれる人を県民は選んでほしい」と語った。

 東国原氏は、官製談合・汚職事件による前知事辞職に伴う出直し知事選で、無党派層からの圧倒的な支持を得て初当選。公約に掲げた「宮崎県のセールスマン」を実践し、県産品売り込みで全国を走り回った。

 一方、昨年夏の衆院選で自民党から出馬を要請されたが、自らを次期党総裁候補にするよう求めたことなどが反発を招き、出馬を断念した。

 宮崎県知事選は12月9日告示、26日投開票で、現時点で立候補の表明はない。知事の任期満了は来年1月20日。

Yahoo!ブックマークに登録 [ 2010年09月29日 17:35 ]

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