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東国原氏の願望判明 都知事→国政

 東国原英夫宮崎県知事(53)の描く自身の政界ロードマップは、「東京都知事を経て60代で国政」であることが28日、関係者への取材で明らかになった。道州制実現や地方自治確立を訴えてきたが、首都東京都の大幅な変革をもくろんでいるという。最終的には国の仕組みを変えられる衆院議員として国政に携わることを目標としているという。東国原氏は29日の県議会で、2期目不出馬を正式に発表する。

 28日正午前、東国原知事の直属の総務部長が県議会の議長室を訪れた。議長に「29日の本会議で知事からお話があるそうです」と口頭で伝えた。発言内容に関する説明はなかったが、東国原氏の2期目不出馬表明が議場で公開されることが確実になった。

 「私は故郷の宮崎に骨をうずめるとです」と07年1月の知事選で絶叫し、有権者の涙まで誘って当選した。これは公約破りなのか? 東国原氏の後援会関係者は「それは違う」と静かに話し「宮崎を盛り上げていく気持ちは変わらん。それとともに宮崎だけではなく、地方全体を底上げせんといかん、という気持ちが強くなってきた。それが宮崎を離れる理由でもある」と語った。

 東国原氏は当選前から地域経済の活性化のために道州制実現を訴えていた。しかし、遅々として進まない。その一因が東京都への政治、経済、文化の一極集中であることを危惧(きぐ)しているという。別の支援者は「宮崎が変わると日本が変わる、と言い続けてきた。しかし、高速道路は通らず、口蹄疫(こうていえき)問題でも国の対応の遅さなど、国政の厚く高い壁を感じていたようだ」と話した。

 都知事選への意欲は昨年末から膨らみ、周辺にももらしていた。だが都知事になることが目標ではなく、最終的には法律をつくる立場の衆院議員として国政に携わることを見据えているという。昨年6月、自民党から出馬を要請された騒動のときも一貫して「この国のシステム、仕組みを変えんといかん」とまくしたてていた。その気持ちにブレはない。

 「60歳を人生ピークにもっていく法」という著書を05年に刊行しており、仮に来春の都知事選に当選して、2期務めるとすると61歳になり、国政に移行するには理想通りともいえる。

 ただ東国原氏の側近、後援者らは都知事出馬に関しては大反対の立場をとっている。今後の去就については「熟慮します」との発言を繰り返し、来年1月20日の宮崎県知事の任期中に方針は明らかにしないとみられている。

 [2010年9月29日9時12分 紙面から]


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