supported by JOSEF (Japan Operation System of Emergency information Foreigners)
■地震の時
日本では地震がたくさんあります。1995年の阪神・淡路大震災は、たくさんの尊い 命と、人々の財産を、短い時間で奪いました。阪神・淡路大震災から学んで、地震 に対する準備をしておきましょう。いつどこで震災(地震の災害)が起きても、 被害を一番小さく出来るように、普段から心の準備、物の準備をしておきましょう。
◆普段の準備
■うちの中で一番安全な場所を確かめておきます。
■飲む為の水を準備しておきます。ひとり1日2〜3リットル位いります。
■リュック、救急袋などを準備して、家族のみんなが知っている場所に置いておきます。その中に必要な物を入れておきます。
例えば:
- a) 懐中電灯、乾電池
- b) 水、食べ物
- c) 携帯ラジオ
- d) お金(10円玉は公衆電話で使うことが出来ます)
- e) 身分証明書のコピー、パスポート、預金通帳、など
- f) マッチ、ライター、ろうそく
- g) 救急セット(病気の人はいつもの薬)
- h) ヘルメット、又は頭巾
- i) 軍手、靴下、下着
- j) 傍観・防水シート
- k) ロープなど
■家具が倒れないように、金具で止めておきます。(店で家具を止める金具を買うことが出来ます。)
■窓、食器棚などのガラスにフィルムを貼っておきます。ガラスが割れても飛び散りません。(店でガラスに貼るフィルムを買うことが出来ます。)
■緊急の時にかける電話の番号、言葉が通じる相手の連絡先を紙に書いておきます。
■一番近い逃げる場所(避難場所)と一番近い病院、そこまでの行き方を調べておきます。(避難場所は近くの市区町村に聞きます。)
◆地震が起きたら
■一番近い安全な場所に逃げます。
■ガスを使っていたら、火を消します。火事の原因になるかもしれない物(ストーブ、調理器具など)のスイッチを切ります。もし火が出ていたら、すぐに消火器などで消します。
■部屋や玄関のドアを開けて、逃げる為の道を作っておきます。
■テレビ、ラジオ、電話などで、地震についての情報を集めます。
■大きい揺れが終わるまで、部屋の中の安全な場所で待ちます。慌てて建物から出ないで下さい。救急袋を持って、ヘルメットなどで頭を守って、広い場所に出ます。
■家族、近所の人と一緒に、出来るだけ早く避難所へ行きます。みんながいることを確かめながら、行きます。
■車を運転している時は、急ブレーキは使わないで下さい。だんだんスピードをゆっくりにして道路の左の端に停めます。ガソリンスタンド、高圧ガスの施設のそば、歩道橋の下などには車を停めないで下さい。
■道を歩いている時は、広い道なら真ん中に行きます。にぎやかな町では、看板、電柱、ガラスなどが落ちてくるかもしれません、気を付けて下さい。住宅地では、ブロックベイのそばに行かないようにします。
◆地震の後は
大きい自身の後の小さい地震(余震)があるかもしれません。海の近くでは、大きい波(津波)があるかもしれません。ラジオ、新聞、テレビなどで、正しい情報を 出来るだけ集めます。大きい地震でうちに帰ることが出来ない時は、出来るだけ早く連絡します。自分の国の在日大使館・領事館、自分の会社、学校などに連絡します。家族の安否(無事かどうか)、自分と家族がいる所を知らせてください。
◆災害用伝言ダイヤルについて
(電話番号は171です。)
地震など、災害が起こった時、その場所に電話がかかりにくくなります。その時の ために、「災害用伝言ダイヤル」があります。これは声の伝言板です。メッセージを録音したり、再生したり出来ます。災害が起こった場所にいる人が情報を録音すると、他の場所にいる人が聞くことが出来ます。他の場所にいる人が録音して、災害が起こった場所にいる人が聞く事も出来ます。NTTが災害用伝言ダイヤルのサービスをします。始める時、テレビ、ラジオ、インターネットなどでお知らせがあります。
使い方:「171」にかけて、日本語の案内を聞いて、そのとおりにします。