プロ野球楽天は29日、成績不振を理由にマーティー・ブラウン監督(47)の今季限りでの解任を発表した。昨オフに2年契約を結んだが、チームが4年ぶりの最下位に沈んだため、任期途中での解任を決めた。後任は明らかにされなかった。ジェフ・リブジー・ヘッドコーチも解任された。
この日の今季最終戦後に会見を行った米田純球団代表は「若手や中継ぎの育成という功績を残した。ただ、結果がすべて」と説明。ブラウン監督は「来年もやりたい気持ちは強かったが、結果に責任をとらないといけない」と話した。
昨季まで広島を4年間率いたブラウン監督は、野村克也前監督の下で昨季2位に躍進したチームを引き継いだ。しかし、開幕から4連敗するなど一度も勝率5割に届かず、19日に最下位が確定。最終戦にも敗れ62勝79敗3分け、勝率4割4分に終わった。
楽天・ブラウン監督
「来年もやりたい気持ちは強かったが、チームの結果に責任をとらないといけない。球団にチャンスをもらったが、去るのは残念。昨年は2位のチーム。変えたくなかった思いが強かった」
楽天・米田球団代表
「契約を1年で終了することで機関決定した。今日の試合前に話した。若手や中継ぎの育成という功績を残した。ただ、結果がすべて」